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ストーリーの学校

noteを運営するピースオブケイク社のイベントスペースで開催された、ストーリーの学校 vol.1 たちばなやすひとさん×柿内芳文さん「共感・没入・感情移入の正体」に参加してきました。

昨年12月、たちばなさんの「シナリオ講座」に参加して、めちゃめちゃ面白かったので、その流れで今回のイベントにも参加。

たちばなさんの30分プレゼンに続いて、柿内さんの30分プレゼン。その後約50分くらいのトークセッションの後、QAコーナー。

いやー、面白かった。で、僕の頭の中は「感情」と「感動」について、話を聞きながらいろいろ考え続けて、なんかちょっと見えてきました。

というわけで、以下はイベントの流れとはちょっとズレるけど、個人的に見えてきた「感情と感動のメカニズム」みたいな話。

感情と感動のメカニズムについて考えてみた

「意識」と「無意識」は裏表。
「感動」は「感情」が心の入れ物からあふれる状態。
感動する時は、意識も無意識も全部感動している(ここ、重要)。興奮は、意識の部分。感動は、意識も無意識も。

で、「感情」は共感・嫌悪も満足・不満もあわせていろいろ波打つように揺れ動く、と。僕的にはそんなイメージだな。

その波を起こして、感動にたどり着くこと。
もしくは、感動に覆われること。飲みこまれるような。

「没入」は、たぶん柿内さんがおっしゃってた「着席」に近いのかもしれない。あるいは、「意識」の部分。

没入するには、乖離の原因をひとつひとつ取り除いていくこと。そのストーリーに入り込むためには……。

・世界観や設定は破綻していないか
・きちんと物語のつじつまがあってるか
・セリフがおかしくないか
・演技が自然か(臭くないか)
・導入や展開が唐突すぎないか

とか。

気が散ってしまうとストーリーに没入できなくなる。
映像設備や、周りの観客なども関係するよね。

逆に言うと、そういうのをクリアすると観客は物語に没入できるし、その状態であれば感情が素直に揺さぶられ、感動の波に没入することができる。

前述の没入と、こっちの没入は、またちょっと違う。

没入って、難しいな。

そして、感情と感動の仕組みって面白い。

AIはストーリーをつくれる?

という流れで、ちょっと興味を持ったのは、「はたしてAIは人を感動させるストーリーをつくることができるのか?」ということ。

普通に考えたら、物語をつくるのは人間ならではの活動だから、AIにはムリだろ、と思う。でも、このストーリーの法則を理解し、たくさんの物語を分析し、さらに時代や文化についての理解や、人間の感情についてとことんデータをあつめていって、さらにたちばなさんが冒頭でおっしゃってた「理屈を超えろ」の部分も学習させると?

もしかしたら、AIにでも人の心を理解して、さらに感動させることができるかもしれない。とちょっと思った。

今までは、「AIが人を感動させるなんて絶対ムリ」と思っていたのが、「もしかしたらできるかも」ってちょっと思えた。もちろん、感動を判断するのは人間だし、最終的には「編集者」的な人がきちんと整形する必要はあるけど、物語のベースはプログラミングでつくれるかもなー、と。

できたら、楽しいな。

というわけで引き続き

ストーリーの法則を学びつつ、ドラマカーブもつくりつつ。感動や感情についても自分なりにじっくり考えつつ。

最終的には自分でもストーリーをつくりたいと思う。それが、どのようなアウトプットになるかはまだ試行錯誤中だけど、なんとなく最近ちょっと見えてきたものがある。

いや、AIをつかう予定はまだ無いですけどね。とりあえず、アウトプットをそろそろ出していこうと思う。イメージは固まってきた。

「日曜アーティスト」を名乗って、くだらないことに本気で取り組みつつ、趣味の創作活動をしています。みんなで遊ぶと楽しいですよね。