史実
人と人との交わりや政治の在り方を表したとき、
古代は個代
中世は忠誠。であったと言える。
彼はホワイトボードに書きながら話す。
「個人」を崇拝し、それを「依り代」とすることで上下関係を結ぶ古代。
それに対して
信頼関係、いわば忠義を前提として上下関係が結ばれた、中世。
だとするならば、
いわば近代は禁止に締めると書いて、
「禁締」、キンダイ
と書くのが適切だろう。
近代の信頼関係は、裏切るという前提を元に、
禁止事項を羅列し書き出し、契約を締結する。
まあそんなことだからルールの範疇なら何をしてもいいと言う考えが跋扈する訳だ。
どこからともなく神が覗いていて自動的に地獄に送ってくれる時代の方が幾らか澄んでいた。
君もそうは思わないかい?
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