2019/05/20

この日は雨が降っていた

屋根のある河川敷に行った

彼を見るとまた涙が出て、傘で顔を隠す
今思うと彼も泣いていた気がする

ただ謝ることしかできない彼に腹が立った
聞きたいことはたくさんあるのに言葉が出ない

いっそのこと、自分の過ちを私のせいにして振って欲しかった、

「反省してるなら言わないで欲しかった、なんなら隠し通して欲しかった」

(自分が楽になりたいだけじゃん、言われたこっちはどうすればいいの)

「ごめん」

「私たちの２年間今日で終わるの？私はこんなことされてもまだ好きだよ、なんでだろう悔しい」

「、、ごめん」

「、、、」

「許して欲しいって思ってないけど、〇〇が許してくれるならまだ付き合ってたい、でも正直今好きかどうかわからないから考える時間が欲しい」

もう意味がわからなかった

でもこんなことされて、こんなこと言われてもまだ彼が好きな私の方がもっと意味がわからなかった

「わかった」

私達はこのまま付き合う選択をした
［彼に時間を与えてみる］
この選択肢はのちにもっと自分を苦しめることになるけど、仕方がなかった
好きだった、とにかく彼が好きだった

「キスしていい？」

ほんと、おかしなカップル

私たちはキスをして、その日はお互いの家に帰った