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ピアノ練習の習慣化!

みなさん、こんにちは♪徳川ミュージックアカデミー、サックス講師の宮本です。

私には4歳年中と1歳半の息子が2人。(もうすぐ三男が・・・!)

年少さんからピアノをはじめた長男くん。一時やりたくないなんて言ってたこともありますが・・・今ではすっかり、ピアノが好きなようです。そして、ほぼ毎日練習しています✨


今までレッスンをしてきて思うのは、集中して練習する回数をもうければ、スピードは個人差あれ、誰でも上達します。問題は、その時間の作り方かなーと思います。性格に合わせてアプローチの仕方が変わるので、それぞれに応じた工夫は必要ですが・・・

我が家の長男くん、毎日自分からピアノに向かって練習するようになった一番の要因は「習慣化」だと思います。

今回は、我が家の方法をご紹介したいと思います♪

まず、きっかけは私のダイエットでした笑

次男出産後、なかなか体重が戻らなかった&元気に息子達の相手をしたかった私。体力をつける為に、運動をしよう!!と思い立ちました。

ところが・・・!みなさんそうだと思いますが・・・子供が出来てから本当に自分の時間がなく・・・泣    手間を減らすことや、時短ばかり考えている中、やることを「増やす」というのはハードルが高い・・・。

運動をするなんて、今まで何度も思いたった事がありますし、続いてないことも明白(苦笑) そこで、やり方を考えてみよう!と「超習慣術」という本を読み、参考にしました。


練習を習慣化するポイント!

・向かうまでの手間を減らすこと
・週4回以上を設定する(時間は短くてOK)
・さぼることを許容する
・やるタイミング(本当は朝起きてすぐがベスト)
・習慣化しているものとセットにする
・スモールステップを意識する
・自分を褒める(ご褒美)
・ジングル効果

本を参考に、これらを意識して少し見直しただけで、随分続けやすくなるなあ・・・と感心していました。

ちょうど、長男君がピアノの練習を嫌がっている時だったので、こちらも一緒に見直してみることに。

当時、ピアノがリビングとは別部屋にあったのですが、その部屋まで連れて行くのに一苦労・・・。はじめてもすぐ飽きて、ピアノを叩いたり・・・頭で弾いたり・・・30分ほど練習させるのに、私がグッタリしていました笑


早速、見直してみました!

・ジングル:「ピアノ練習はじめましょ〜!」の合図になるテーマソングを決めてみました。ちょうどドレミの階名を覚えているタイミングだったので「ドレミの歌」に。 You Tubeで検索して、私の好みで選びました。

こちら、歌の「ドレミ」と実際の「ドレミ」のキーが違うのが残念なところですが・・・。平原綾香さんの伸びやかな声が好きなので、私も一緒に歌って楽しめました♪

・時間設定:幼稚園から帰宅後、片付けて、手を洗ってからおやつ。という習慣が出来上がっていたので、それとセットに決めました。木曜日が体操クラブ、金曜日がドラムの習い事、土曜日は私のレッスンが多いため、月火水日の週4。1回30 分を目安に、30分以下でも触っただけでOKに。

・練習1回ごとにシール、その他、頑張ったポイントがあればさらにシールを。電車好きな息子に電車シール。線路シートを作って、どんどん連結が出来るように!そのシートはピアノの目の前の壁に掲示しておけば、今までの頑張りも目に見えます!

・発表会にエントリー:発表会自体、どんなものか分かっていないので、本人にとって目標になったか?ですが笑 やはり、自分が頑張ったことによって周りの人に喜んでもらうという体験をして欲しかったので。強制エントリーしました笑

・内容:練習内容の見直し。短い時間で内容を展開していくように、テンポよく組みました。遊びが持てるように15分ほどの内容。最後は一緒に歌ったり踊ったりする時間。とにかく「楽しかった!」で、締める!笑


試し始めたのが7月ごろから・・・

毎回、同じタイミングで「ドレミの歌」を流してから「練習しよう!」と誘ううちに、声掛けしなくても曲を流すだけで勝手にやってくるようになり・・・笑

この2小節、3回練習したらシール1枚あげるよ!と言ってるうちに、とりあえず3回練習してみる癖がつき・・・

たまったシールの数を一緒に数えて、「こんなに頑張ってきたんだね!」と話してから練習をはじめたり・・・しているうちに…

テレビを見ながら、「この曲、弾いてみたい!」と言い出したり…
徐々にピアノに対する拒否反応がなくなってきました…

最初の頃の曲を弾いて、「凄い成長したじゃん!」と喜んだりして、本人にとっても手応えを感じはじめたようです。

はじめての発表会を終えてから、何かが変わった様子!

11月。はじめての発表会を終え、両親、じいじ、ばあば、先生。みんなから「頑張ったね!」  と声を掛けてもらい、とても嬉しかったようで・・・達成感を味わえ、少し自信になったみたい。

いつの間にか「ピアノを練習すること」が特別なことではなくなっていました!

今では、平日は自ら練習をしています。
結局、帰宅と練習がセットになったようで、他の習い事がある日でも「疲れたな〜」と言いながら練習をはじめます笑   
週末は声を掛ければ面倒くさがりつつやるので、週1 やらない日があるかないか・・・という感じ。

ちなみに・・・長男君の幼稚園では週3ぐらいピアニカの時間がありまして。
その際に先生やお友達に褒められる事も多いようで、すっかりピアノが好きな男児キャラになったようです笑

お手軽に挑戦!オススメはジングル(合図)です!

今回試したことの中で一番手応えを感じたのは「ジングル」。刷り込んだ結果、「ドレミの歌」のイントロを聞くだけで「ピアノの時間!」とスイッチが入り切り替わっているようでした。好きなアニメのオープニング曲のようなモノみたいです。・・・聞こえると走って来ますよね笑

忙しいママパパ達が、付きっ切りで練習相手をするの大変!だと思いますが、「ピアノに向かう習慣を作る」お手伝いぐらいなら、どうでしょう?

ここで大事なポイントは、促すこちらが楽な方法を探すこと!
私の場合は音源をパソコンのデスクトップに置いて、すぐ再生出来る状況にしました。
自分で弾いても、歌っても良かったけど・・・
面倒くさい日も多々あるので音源に頼りました!笑   
一緒に歌を聴いているうちに、こちらもやる気になってくるので、ついでに私の「練習相手をするスイッチ」になっていたようです!

続けて良かった!!

1年前、「やりたくない」と何度も言われた時には、落ち込んだり、イライラしたりしていました。・・・「やって欲しい」というこちらの要望の観点から言葉を発していたので、息子にとっては苦痛だったかも・・・

今は次の発表会へ向けて、新しい曲をはじめました。
発表会も、もう3回目です!!
彼の大好きなトトロの「ねこバス」を選び、張り切っています。
1年前には想像が出来なかったほど上手になりましたし、とても楽しそうに弾いている姿を見ると、嬉しくて泣きそうになります…笑

「やりたくない」という本人の主張を尊重した方が良いのかと悩んだ時期もありましたが…
「ピアノが好き」という彼の言葉に、続けていて良かったなぁ、としみじみ思いました。

これからも年齢に応じた問題が出てくるとは思いますが…彼の「ピアノが好き」を維持できるように声掛けして行けたら良いなぁ、と思っています✨