人類美少女計画についての一考察
人類美少女計画に対する、個人的な覚え書き。
人類美少女計画とは
バーチャル美少女ねむ氏による「コスプレによって人格を肉体の軛から解放し、強制的に至高の存在へとアップデートする」計画である人類美少女計画。
一般的には、「全人類を美少女にすることで完全な世界を実現する」、すなわち、人類を美少女にすることが目的の計画と理解されているが、私はその認識に異を唱える。
そんなものは無くても人類はバーチャル美少女になる
私の思想の根底は「どうせみんな美少女になる」である。わざわざ人類を美少女にする活動を進めなくても、最終的に人類の8割はバーチャル美少女になると考えている。(残りの2割は、ケモ、ショタ、無機物、イケメン)
何故なら、バーチャル美少女に触れた者は最終的に自身もバーチャル美少女になろうとしてしまうからだ。そう、バーチャル美少女は伝染するのである。
したがって、人類美少女計画など無くても、やがて世界はバーチャル美少女で溢れかえる事ことであろう。
では、人類美少女計画は無意味な計画であるのか。
否。
人類美少女計画には、「人類を美少女にする」という単純化した図式からは見えてこない、大きな意義があるのだ。
人類美少女計画が美少女化を加速する
人類美少女計画の意義の一つがこれである。
バーチャル美少女は伝染するとはいえ、その拡散速度は非常に遅い。
バーチャル美少女になるための敷居は、物理的にも精神的にもまだまだ低いとはいえず、そのため、多くの人はバーチャル美少女になることを躊躇してしまう。
周囲のバーチャル美少女からの圧力が一定以上になって初めて、新たなバーチャル美少女が生まれるのである。
このため、一人のバーチャル美少女が新たなバーチャル美少女を生み出すスパンは非常に長く、これが、人類の美少女化を妨げる要因となっている。
しかし、人類美少女計画はこの状態に風穴を開けうるのだ。
人類美少女計画によりバーチャル美少女が人々の目に触れる機会が増えることで、多くの人がバーチャル美少女に興味を持つとともに、バーチャル美少女になるための精神的な敷居を下げることとなる。
これにより、人類の美少女化が加速度的に進行していくことが期待できるのである。
だが、この美少女化の加速効果でさえ、人類美少女計画の真の意義からすれば副次的なものに過ぎない。
人類美少女計画の真の意義
人類美少女計画の真の意義とは何だろうか?
それは、バーチャル美少女がバーチャル美少女として活動できる領域を広げることである、と私は考える。
例えば、ねむ氏が計画の一環として推し進める経済コスプレは、「バーチャル美少女がバーチャル美少女として経済活動を行うための環境づくり」であり、また、それ以外のねむ氏の様々な活動も、バーチャル美少女がバーチャル美少女として行動できる領域を拡大していくものである。
この結果として、我々はより多くの領域でバーチャル美少女としての姿を見せることができる。
それが何を引き起こすのか?
バーチャル美少女は、より多くの人からバーチャル美少女として認識されることで、より高次の美少女になる。
つまり、バーチャル美少女としての活動領域が広まれば、全てのバーチャル美少女が、より高レベルな美少女となれるのである。
そう、人類美少女計画とは、バーチャル美少女の活動領域を広げることで、全てのバーチャル美少女(もちろん、これからバーチャル美少女となる全人類を含む)をより高次の存在に引き上げるための、深遠な計画なのである。
バーチャル美少女のこれから
ねむ氏を筆頭とする人類美少女計画推進者の尽力により、バーチャル美少女の活動領域は日に日に広がっている。
SNS、配信、動画のみならず、小説、テレビ出演、ライブ、性風俗、怪文書…これからもこの拡大が止まる事はないだろう。
我々も、この人類美少女計画によるバーチャル美少女活動の拡大の波に乗り、より高次元の美少女となりたいものである。
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