宇宙美少女計画宣言

令和3年4月1日をもって、我々、有志一同は人類美少女計画と訣別し、宇宙美少女計画を立ち上げることを宣言する。

確かに、人類美少女計画は高尚な計画であり、全人類を美少女にすることで人類を次のステージに進化させる、という目標についても大きな異論はない。

しかし、我々は考えたのである。
果たして、全人類を美少女にするだけで本当に問題が解決するのだろうか? と。

考えてみてほしい、我々人類が次のステージに辿りついたとして、人類を取り巻く環境はどうであるか、ということを。

人類が次のステージに辿りついたとしても、人類を取り巻く環境は厳しいままである。
相次ぐ天災、気候変動、資源の枯渇、突然ブルースクリーンになるパソコン、肝心な時に圏外のスマホ…

そう、人類美少女計画ではこれらの問題は置き去りにされたままなのである。

そこで我々は、人類美少女計画を推進する傍ら、極秘のプロジェクトを立ち上げ、この諸問題を解決する術を探ってきた。

そして導き出した答えが「宇宙美少女計画」なのである。

この計画の目指すところは、人類のみならず、この宇宙の全ての存在を美少女とすることである。
これにより、人類美少女計画が置き去りにしてきた諸問題も全て解決できる。

天災も気候変動も、美少女の悪戯と思えば我々人類は耐え忍ぶことができるであろう。
資源が美少女となれば、全ての人類が、浪費がいかに悪であるかを思い知るであろう。
ブルースクリーンになるPCも、圏外になるスマホも、美少女の機嫌が悪いだけと考えれば、根気よく応じることができるであろう。
仮に小惑星の衝突により人類が滅亡するとしても、その小惑星が美少女であれば「美少女に滅ぼされるなら悪くないな」と受け入れることができるであろう。

そう、宇宙美少女計画とは、全ての存在を美少女にすることで、我々人類の思考を次のステージに進める、壮大な計画なのである。


そして、この計画は絵空事ではない。
我々人類は今までにも、艦艇を美少女にし、銃器を美少女にし、建造物を美少女にし、競走馬を美少女にしてきたではないか。
この計画は、これら輝かしい文化の延長線上にあるのだ。

そして、技術面でもARにより、人類の視覚上全ての存在を美少女とすることは、すでに実現が見える位置まで来ている。

これらの前提に立てば、この計画は十分に現実的な物である。


こうして、全ての存在を美少女とすることで、この宇宙に存在するすべての知的生命体を幸福で満たすのが、宇宙美少女計画の目指すところである。


令和3年4月1日 宇宙美少女計画プロジェクトグループ一同


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