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【独学】中小企業診断士試験に一発合格する勉強法(一次試験)

  中小企業診断士はかなりおススメの資格です。

  • 学んだことが役に立つ場面が多い(自己投資)

  • 会社のなかでの評判が高まる(昇格・昇給にプラス)

  • 転職市場での評価が高まる(転職による年収アップ)

僕はこの資格に独学で挑戦し、1年目で合格することができました。 その勉強法をご紹介したいと思います!!

中小企業診断士試験一次の日程(22年)

  • 申し込み期間:4月28日~5月31日

  • 試験日   :8月6日・7日(週末です)

  • 合格発表  :9月6日

中小企業診断士試験二次の日程(22年)

  • 申し込み期間:8月26日~9月22日

  • 筆記試験  :10月30日

  • 筆記試験結果発表:1月12日

  • 口述試験  :1月22日

  • 合格発表  :2月1日

中小企業診断士・一次試験の概要

一次試験は7科目あります。 マークシート式(4択 or 5択)で、合格基準は「総得点が60%以上であって、40%を下回る科目が無いこと」となっています。 (一次試験には”科目合格”という概念も存在しますが、ここでは割愛します)

  1. 経済学・経済政策

  2. 財務・会計

  3. 企業経営理論

  4. 運営管理

  5. 経営法務

  6. 経営情報システム

  7. 中小企業経営・中小企業政策

まずこれを見てもピンとこない科目がほとんどだと思います。 そこで、本屋に参考書を見にいくなどして、どういう内容を勉強しなければならないのか、確認をしてください。 雰囲気をつかむことが大事です。 極論すれば「苦手科目があったとしても40点以上を頑張って取って、他の科目でカバーすればよい」わけです。実際に僕も60点に届かない科目がありましたが、それでも合格しています。 7科目もあれば、苦手科目があるのは当たり前です。   逆にいえばこの時点で「絶対ダメだ、苦手な科目が5個もある・・・」と判断できる場合は、そもそも挑戦しないことをおススメします。中小企業診断士の受験に費やす時間・費用はバカになりません。 自分の得意な分野に力を注ぐほうよいです。  

8ヶ月で一次試験に受かる勉強法

冒頭で1年で合格!!と書きましたが、僕が勉強を始めたのは前年の12月からだったので、実際は8ヶ月しかありませんでした。 「時間が絶対に足りない」というのは分かっていたので、ある程度戦略的に進める必要があると考えました。  

そもそもなぜ独学か?

別に独学にこだわる必要はないと思います。 無理して独学でなくても「通学」「通信教育」のほうが、合格可能性は高い場合もあります。 ただ、僕は以下の条件から独学を選びました。

  1. 当時、住んでいた場所が田舎(→通学NG)

  2. 仕事がシフト制で、勉強に充てられる時間が不規則(→テストとかされると迷惑)

簡単にいえば、自由に勉強したかった、ということです。夜勤のシフトとかもあったので、授業を聞くのもしんどいかな、と思いました。 期間が短い中で、はじめから独学に割り切れたところは、むしろ良い効果があったと考えています。  

テキストはTACのスピードテキストでOK

独学と決めたら、テキストを調達する必要があります。 色々とネット情報を参考にした結果、僕はTACの「スピードテキスト」「スピード問題集」を選びました! 一次試験に関しては、このテキストのみで勉強をしました。  

試験日まで逆算をして計画を建てる

まずテキストと問題集を、さーっと見ます。全体像をつかみましょう。 次にどの順で勉強するかを決めます。勉強する順番は個人の自由です。 12月に1回勉強した科目と、直前の7月に1回勉強した科目では、後者のほうが記憶に残っていそうですよね。 ですので、僕は単純な暗記科目は試験直前に回しました。   具体的な分類は以下の通りです。
1.経済学・経済政策 テキスト・問題集をしっかり勉強
2.財務・会計 問題集のみ
3.企業経営理論 テキスト・問題集をしっかり勉強
4.運営管理  テキスト・問題集をしっかり勉強
5.経営法務  テキスト・問題集をしっかり勉強
6.経営情報システム  問題集のみ
7.中小企業経営・中小企業政策  問題集のみ  
「問題集のみ」としたものについても、2つに分かれます。 財務・会計については、すでに日商簿記2級や税理士試験で学んだ内容が大半であり、テキストを読む必要はないと判断しました。 経営情報システム、中小企業経営・中小企業政策は、暗記に頼る部分が多く、テキストを全部覚えるのは時間的に無理、と判断しました。そこで、問題集に出てくる問題は解けるようになっておこう、と決めました。 以上の3科目は、6月以降から取り組みを始めました。
テキスト・問題集をしっかり勉強 残った4科目は、きちんと勉強して、その知識を活用しないと解けない問題が多いです。 そこでこれらの4科目を優先して勉強することにしました。 おススメの方法は「まず問題集から解くこと」です!!もちろん全然解けないのですが、それは気にしません。どんな問題が出そうなのか?ということを把握するのが目的です。 問題集を先に1回見ておくことによって、そのあとテキストを見たときに強弱をつけて勉強することができるようになります。   あとは繰り返すだけです。 問題集1回目 テキスト1回目 問題集2回目 テキスト2回目 問題集3回目 問題集4回目 (あとは適宜テキスト) 1科目についてだいたいこのような計画です。 これを4科目のサイクルで半年続けました。(12~5月)  

中小企業診断士・一次試験の勉強法まとめ

すこしややこしくなったので、ここでまとめます。 12月~5月までの6か月間 以下の4科目を重点的に勉強します。簿記の知識が乏しい方は、「財務・会計」を加えた5科目にしたほういいです。

  1. 経済学・経済政策

  2. 企業経営理論

  3. 運営管理

  4. 経営法務

それぞれに充てられる時間は6÷4で1.5か月ずつになります。
<パターン1> A(1.5か月) → B(1.5か月)→ C(1.5か月)→ D(1.5か月)
<パターン2> A(問題集1回目 + テキスト1回目) → B(問題集1回目+テキスト1回目) ・・・ → A(問題集2回目+テキスト2回目)
1科目につき1.5か月、という時間をどのように配分するかは好みだと思います。自分にあったスタイルで進めることが大事です。 僕はパターン2で勉強をしました。   6月、7月の2か月間 全7科目の問題集をひたすら解きます。 勉強法は、大学受験のときに体得した方法を、このときも続けました。

  • 教科書、参考書は浮気しない

  • 問題集は解くたびに〇△×の印をつけていく  

直前ノートの有用性について

僕は中小企業診断士の勉強をしているときに、「直前ノート」の存在を知りました。 特に重要な点や、よく間違えてしまう点をまとめて、オリジナルのノートを作っておく、というものです。初めてこのとき作ってみましたが、なかなかいいな、と思いました。 会場についてから、落ち着ける効果があると思います。テキストだと量が多すぎて、Aは確認できたけど、Bは確認できなかった、みたいな不安な気持ちで試験開始になること、結構ありますよね? それがコンパクトにまとまった直前ノートだと、全部見返せるので、やることはやったな・・・、という心持ちで試験に臨むことが出来ます。  

広島で受験する方は時間に余裕をみてください

記事の前半で受験日を載せていますが、ちょうど8月6日の原爆の日に被っています。 朝一から平和記念公園で首相が喋ったりするので、市内の交通はそこそこ混乱します。 全然知らずに広島を訪れて、本当に焦りました。せめて試験を前の週とかにしてくれないかなぁ!って、心の中でぶつぶつ言っていた記憶があります。  

まとめ:一次試験を計画的に攻略しよう!!

中小企業診断士の一次試験を独学・短期で受かる方法についてご紹介しました!

  • 参考書はTACのスピードテキスト

  • 自分なりの計画を作って、あとは淡々とこなす

  • 問題集→テキストの順で解く

  • 直前ノートも効果あり

一次試験はマークシートなので、終わった後の自己採点ができます。その成績をTACのサイトで入力することにより合否予想ができます。1次試験に通っている可能性があるのであれば、ただちに2次試験の準備を開始する必要があります。 そのためにもTACのサイトで合否予想は確認しましょう。  

ぎりぎりでも合格は合格です!
中小企業診断士・一次試験の合格証書
中小企業診断士・一次試験の合格証書

以上、この記事がどなたかの役にたてばうれしいです。

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