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京都大学のおススメなところ【超独断】

僕は京大に入学し、修士まで通ったので、6年間京大に通ったことになります。 そんな僕が京大のおススメなところを紹介します!! 注意点として、僕は京大以外の大学に通ったことがないので比較ができません。超独断による評価、ということをご理解のうえ、読んでいただけると嬉しいです!

京都大学の生徒の大半が下宿生

京大は下宿をしている学生が多いです。7~8割くらいいる印象です。 別に交通の便が悪いわけではないですが、都心に比べるとやっぱり弱いです。僕の周囲で通っているのは「たまたま京都に実家がある」「大阪から1時間半かけて通っている」というぐらいでした。 つまりそもそも”京都大学に実家から通える学生が多くない”ということだと思います。 下宿生はだいたい自転車で通えるような距離に部屋を借りることが多いです。僕はこの点こそが京大の一番良いところだと思っています!!(周辺の大学も同じようなものですが・・・)  

友達との距離が近い

僕はもうアラフォーなので、大学時代というのは人生の半分の地点です。ただし断言できるのは、親友といえる人たちは、ほぼ全て”大学の時に出会った友達”です。 それだけ濃密な時間を過ごしたことかな、と思います。 特に一番仲の良かったH君とのスケジュールはこんな感じです。

  • 僕のローソンのバイトが22時に終わる

  • 賞味期限切れの弁当を持ってH君の家に行く

  • 弁当を食べる & 酒を飲む

  • 週末の京都競馬の予想をする

  • 明るくなってきて僕が家に帰る

  • 日曜日はもちろん”淀のターフ”にいく

こんなことを繰り返していたら、そりゃ仲良くなりますよね。なんでか?と言われたらしっかり答えられないのですが、あの頃は「誰かの家で朝まで過ごす」というのが一種のイベントになっていました。前回は〇〇の家だったし、次回は△△の家にしようか・・・みたいな。そのなかで”一生の仲間”というのができていきました。  

大学にいつでも行ける

僕はがっつりの理系だったので、大学の4回生から研究が始まりました。 大学にチャリでいけるもんだから、ずっと大学にいるんですよ。研究が楽しかったんですね。

  • (前の晩が遅いので)9時くらいに研究室に行く

  • 実験とか論文読みとか

  • 昼飯は学食で食べる

  • 実験とか論文読みとか

  • 夕飯は外に先輩と食べに行く(学生向けのやっすい定食屋)

  • 実験とか論文読みとか

  • 22時くらいに眠くなって帰る

これが会社ならブラック企業ですよね。。。 でも僕は研究室にいる時間が本当に好きで、朝から晩までずっといるタイプでした。これもチャリで気軽に行くことが出来たことが大きいと思うんですよね。 研究室にいれば先輩と絡めるし、仲良くなれば色々教えてもらえるし、暇だなーって思っても論文読んでればいいし。。。 大学生のいいところって、こういう突き抜けられるところかな、と思います。その点でも京大は非常によい環境でした。  

学費が安い(補助もあったり)

もともとは国立大学なので学費は安いです、

  • 入学金:282,000円

  • 年学費:585,800円

しかも学費が免除になる制度もあります。僕は入学金こそ払いましたが、家庭の困窮事情が加味されて、学費はすべて免除していただきました。 もちろん学費が免除されただけでは生きていけませんので、日本学生支援機構から第一種奨学金(無利子)を受けていました。それにバイト代を加えて、なんとか生活をしていく、というのもタフさを身につける良い経験になりました。  

おススメのキャンパスライフ

京大を4年で卒業することは、全然難しくありません。むしろヌルゲーです。 多くの友人が2回生まででほとんど単位を取り終えて、あとは卒論を書くだけ、という状況になっていました。そんな友人たちは残った時間で何をしていたかと言うと・・・

  • ダブルスクールで資格取得(主に士業)

  • 海外留学

  • ボランティア

  • バッグパッカー

  • サークル活動に死力を尽くす

いずれもまとまった時間がある大学時代だからこそできる、というものですね。僕は、というと”教育学部じゃないのに教職免許を目指す”という修羅の道を進んでしまったため、人の1.5倍くらいの単位が必要になり、普通に授業を受けていました。3回生のときに、1回生がメインの授業に出ていた時は、ちょっと寂しいような悲しいような・・・ でも時間に余裕ができれば、全然関係ない授業を受けに行く、というのも絶対楽しいですよね。20年前と今では考え方が違うので、なんとも惜しいものですが・・・。 今の脳みそのまま20年前に戻ったら、経済学とか心理学の授業を受けに行きたいですね。FIREしたら大学に通ってもいいかもしれないなぁ、と最近夢想しています。  

とにかく場所がいい!!

これは今さら僕が語るまでもないかもしれませんが・・・ 「京都」という一大観光地に住むので、見どころがたくさんあります。

  • 銀閣寺・哲学の道

  • 平安神宮

  • 下鴨神社

  • 祇園・三条・四条

  • 二条城

  • 天下一品総本店

もちろんバスに乗れば、金閣寺や渡月橋・嵐山なども行き放題です!!多くの人があこがれる旅行地に住めちゃう、しかも家賃も高くない、というのはかなり魅力だと思います。卒業した後に気づく点も多かったので、ぜひ皆さんにはこの魅力を知ってもらいたいですね。  

さみしくて泣きそうな夜も

最後に、マイナス面も記しておこうと思います。これは京大だから、というわけではありませんが。。。 僕は京都(というか関西)にまったく身寄りがありません。そんな僕が4月1日から京都で1人暮らしを始めました。もちろん当時はバイトも始めておらず、4月7日にある入学式まで、どのように過ごそうか、と途方に暮れました。 そんな僕が見つけた憩いの場が「マンガ喫茶」でした。6時間パックとかで漫画を読みふけって、外に出たらもう暗くて、自転車で家に帰って。夜寝る前に「あ、今日会話したのって、マンガ喫茶のレジで”ありがとうございました”って言われただけだな」と気づいたときは、さすがに心折れそうになりました。(会話ですらないし・・・) 別に入学式のあとに劇的に環境が変わったか、といえば、そんなことはありません。やはり涙こぼれてしまいそうな夜もありましたね。たぶんホームシックになっていたんだと思います。 でも、この時期に1人暮らしをさせてもらえたのはトータルではプラスになっている、と思っています。良いことばっかりではありませんでしたが、それも含めて社会の入り口に立てたのは良かったんじゃないかな、と思います。  

まとめ:京大に行こう!!

もし大学選びに悩んでいる高校生や、自分の子供をどの大学に通わせるか検討している方に、めっちゃ言いたいです。京大おススメですよ!!
僕自身は理系ですが、たまたま文系の友達も多くいたので、卒業後は多種多様な分野に進んでいます。主婦、広告、検事、弁護士、ベンチャー、住職(世襲だけど)、教育関係などなどです。 たまに会ったときに、お互いの意見交換がすごい楽しかったり、私生活や仕事でも刺激を受けたりしています。残念ながら高校のときの友達との関係は希薄になってしまいましたが、大学のつながりは一生モノだと、自信を持って言うことができます!!   万が一、この記事で京大に興味を持ってもらえたら僕は震えるほどうれしいです!!

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