トムヤムヌードル日記①〜バンコクナイト渋谷〜
トムヤムヌードルに目がない
そう。トムヤムヌードルに目がない。
タイ料理屋で頼むものは必ず、”トムヤムヌードル”。
あの「辛さ」「酸っぱさ」「甘さ」「香り」。
奥深すぎる味に、虜になってしまったのである。
世界3大スープの一つと言われるのも納得。
タイ料理で有名なものは他にも「ガパオ」「カオマンガイ」「パッタイ」など様々ある。
でもその中で、必ずトムヤムヌードルを頼むのには理由がある。
もちろん、味が大好きということも理由の1つだが、
とにかく「お店によって味が違いすぎる」のだ。
入っている具材も、スープも、見た目も、何もかも違いすぎる。
あまりにも違うから、どうしても試してみたくなってしまう。
「この店のトムヤムヌードルはどんな味がするんだ…」
ヌードル入りなのは、単に一人でご飯を食べる際に、
”スープだけだと物足りない”と思うことが理由だ。
ガパオライスを食べて、「ハズレだな…」と思ったことはほとんどない。
ひき肉をハーブで炒めて、ご飯に乗せて目玉焼きを乗せたものがマズくなるはずがない。
「ちょっと味がしょっぱいかな」「お米が硬めだな」「お肉が大きめだな」とかそんな違いだ。
そんな当たり前の美味しさを選んでどうする。
トムヤムを食べないでその店の真髄を知ることはできないだろう。
ということで、トムヤムヌードル巡りを趣味にすることにした。
DAY1 東京・渋谷<バンコクナイト渋谷>
前置きが長くなってしまったが、DAY1として紹介するのは、東京・渋谷にある「バンコクナイト渋谷」だ。
どうやらこの「バンコクナイト」は銀座、六本木にもあり、3店舗目らしい。
昔、このバンコクナイト渋谷が出来る前に営業していたカフェで、オールナイトしたこともあったな…。
気づいたらタイ料理屋になっている。
昔バイトをしていた居酒屋も、入れ替わってトンカツ屋になっていた。
ライブハウスでバイトしていたときに散々食べていたケバブ屋も無くなって別の店になっていた。
調べたら、2年ほど前にそのケバブ屋で火事があったらしい。
渋谷は行く度に移り変わっていくな…。
それはさておき、バンコクナイト渋谷。
絶妙すぎる15時30分頃に伺ったので、お客は一人もいなかった。
店内へ入ると、タイ人の感じの良さそうな店員さんが席を案内してくれた。
ああ、昔営業していたカフェの時にあったミラーボールは、お店が変わっても健在しているんだな…。
ミラーボールがあるだけで楽しい空間になる。ミラーボールの存在感。
15時30分という絶妙な時間に行ったにも関わらず、ランチメニューを食べることが出来た。
店の前に飾ってあったメニューがこちら。
ALL1200円。
ああ、カオマンガイも、ガパオも、パッタイも全部食べたい。
だがそこはもちろんトムヤムヌードル。席について即注文した。
飲み物はドリンクバーになっていて選び放題だった。
嬉しいサービスだ。
カラフルな店内は、ぼーっとしているだけでも楽しい気分にさせてくれる。
まだタイに行ったことはないのだが、本場の「バンコクナイト」はどんな感じなんだろうか。
そんなことを考えながら、トイレへ行っている間に、料理が運ばれてきていた。
小さいガパオライスが付いてくるのが嬉しい。
と、ここで、見た目から驚くことが多すぎる。
「ここのトムヤムヌードル・・・茹でエビだ・・・」
実は、茹でエビが乗っていることは珍しい。
大抵が蒸しエビで、鮮やかなオレンジ色をしている。
「小松菜・・・」
小松菜が入っていることもあまりない。
「干しエビが乗ってる・・・?」
これまた珍しいチョイス。干しエビが乗っていることはほぼない。
「ゆで卵の半身・・・?」
これは一番ない。卵は基本的にトムヤムヌードルには入っていない。
だいぶ変わり種のトムヤムヌードルだった。
スープの色を見るからに、ココナッツミルクが入っている「ナムコン」だった。
トムヤムクンのスープには2種類あり、ココナッツミルクが入っているナムコンと、入っていないナムサイがある。
個人的にはナムサイの方が好みである。
では、いざ実食。
辛さ ★☆☆☆☆
酸っぱさ ★★★★☆
甘さ ★★★☆☆
香り ★★★☆☆
ココナッツミルク入りだからか、辛さはほとんどなくマイルドで、酸味が強かった。
ハーブの香りや甘みもしっかりとあって、美味しかった。
特徴的な干しエビがスープ全体に風味をもたらしている+たっぷり入ったナッツが味に深みをもたらしていた。
そしてとにかくもやしがシャキシャキ。
エビは茹で海老だからかぷりっぷりだった。3つ乗っていた。
麺はライス麺で、ツルツルもちもちしていて美味しかった。
そして一緒に付いてきたガパオライスは、ナンプラーが強めに効いていて、やはり美味しかった。
ガパオライスは裏切らない。
「バンコクナイト渋谷」は土日はなんと朝の7時まで営業しているらしい。
渋谷で行く場所に困ったら、ここに来よう。
変わり種トムヤムヌードル。
DAY1から、奥深いトムヤムヌードルの世界を感じた。
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