いい人戦略とは

岡田斗司夫さんという方を最近よくYouTubeで見かける。いっていることも本質的でこの人おもしろいなーと思っていつもみている。YouTubeの中で岡田さんはいい人戦略をすると人生楽に生きれますよみたいなことを発言していた。これはどういうことかというと別に自分がいい人である必要はない。いい人である必要はないんだけれどもいい人のフリをしましょう!ということだ。それがすごく大事だと岡田さんは言っていた。これはたしかにそうだなと思った。すごく核心的なことを言っているように感じた。普段僕たちは自分という人間の価値を高めるためにコンテンツ(能力)のレベルを上げようとしたり、コンテンツのレパートリーを増やそうとする。いわゆる学歴とか資格とかそういうやつだ。自分という人間はこういう人間なんですと表現するために東大卒になってみたり簿記一級をとってみたりする。それらを持っていると僕は東大卒で簿記一級を持っているそんな人間なんですと言うことができるからだ。たしかにそれらは客観的に判断できる材料であるしわかりやすい。だがそういったコンテンツは時代や環境によりその価値が変化しやすいしそこまで重要な指標ではないと岡田さんは言う。彼は我々が本当に身につけるべき力はコンテンツ(能力)ではなくキャラクター(性格)だと主張している。ドラえもんののび太くんがいい例だろう。彼は勉強ができるわけでもないしスポーツができるわけでもない。むしろ全然できない。つまりコンテンツは全くないのだ。なのにのび太くんが「ドラえもん〜助けて〜」というとドラえもんは仕方ないなあと言いながらもいつものび太くんを助けてあげている。これはなぜだろう。それはのび太くんがええ人だからだ。ドラえもんは彼のコンテンツに惹かれているのではなく彼の人柄に惹かれているのだ。逆にいうとそれで十分なのだ。人を助ける理由なんてええ人やからでOKで別にスキルや能力がどうこうは関係ない。そういう意味でこの世界は一見スキルや能力が高い人間が優れた人間だという考え方が流行っているが人生を上手に渡っていくために大事なのはそこじゃないんだなと気づかされた。人柄が1番重要なのだ。ええ人であること。それだけで人が寄ってくるし、助けて欲しいときは助けてもらえる。別にそれがほんまがどうかは関係ない。いい人のフリでもいい。この人はいい人なのかそれともいい人のフリをしているだけの人なのかみたいなことをいちいち考える人なんざいないのだから。岡田さんのこの考え方は非常に現代において重要な考え方ではないかと個人的には思う。

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