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定期的な運動習慣がある人の心身への効果

一般的にリハビリは、病気や怪我をした後の回復を目的とした治療法ですが、
日頃から定期的な運動習慣を持つことは、病気への予防効果になり、その効果には様々なエビデンスがあります。

下記にリハビリ指導から経験した一例とエビデンスを記します。

○運動習慣があると
→病気や怪我をしてからの回復が早い

①長らく太極拳を続けていた、自宅にて一人暮らし90歳のおばあちゃん。階段で躓いて、転倒し骨折。入院となるが、手術はせずに療養し、退院。医者からは当初、寝たきりになるリスクが高く、施設入所の可能性が高いと言われていた。しかし病院でのリハビリの結果、歩けるようになり、自宅へ退院となり元の生活に戻っている。

②50代バイク事故にて緊急入院の男性。下肢の複雑骨折と内臓打撲から出血がみられた。長い手術で輸血を大量にして、医者はもしかしたら体力がもたないかもしれないかもと思っていたそうだが、無事に手術を終えてリハビリを頑張る。その後少し足に後遺症が残るも、自宅に退院し、元の自立した生活へ。医者は、この方は野球を学生時代から続けていて体力あるから助かったと後に呟いた。

 これらはほんの一例ですが、このように年齢に関わらず定期的な運動習慣があると、病気や怪我の後のリハビリにて、回復が早く、また自力で歩けるような元の生活に戻ることも多く見受けられます。


次に定期的な運動習慣は、病気への予防効果に繋がるというエビデンスです。

運動習慣は、病気に対する抵抗力を高め予防効果と安定した心身を保つことに大きく影響することを示唆します。

①心血管疾患の予防
心血管リスク30〜40%下がる
②糖尿病予防
2型糖尿病リスクが約58%減少させる
③がん予防
大腸がんリスク25%、乳がんリスク20%低下
④精神的健康の向上
うつ病や不安症状の発症を20〜30%下げる
⑤寿命の延長
定期的な運動を行う人は、そうでない人に比べて全死因の死亡率を30〜35%下げる

これらからも定期的な運動は、個々の生活習慣病リスクを大幅に下げるだけでなく、それにより健康寿命を延ばす効果が認められています。

大切な体や心という、自分資本への投資。

歩くこと、階段を使うこと、軽く体操したりストレッチをしたり深呼吸をしたり。
できることからちょっとずつ🤏
始めてみませんか。


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