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2023 好きな音楽総括


蒼い惑星ひとりぼっち、いっぱいの音を聴いてきた…

ということで2023年聴いた音楽たちを振り返っていきます。



アルバム&EP編

・back number/ユーモア


大大大名盤。既出曲と新曲がちょうど半分ずつなんだけど配置が良くて新鮮に聴けるアルバムだった。(?)
新曲群どれも抜群に良いけど、個人的にぶっ刺さったのは赤い花火Silent Journey In Tokyo。内容は割と重ためな曲の筈なのにそれよりも格好良いを強く感じてしまうタイプの曲だった。あと1曲目がback numberお得意の明るい失恋ソングの秘密のキスで幕開けなの、清涼感のあるオープニングという感じで良いよね。
最近のback numberはタイアップが増えて既存曲の多いアルバムが増えてきたけど、既存曲を活かしつつ新曲も陰に隠れない、理想的な構成のアルバムだった。


・沈香学/ずっと真夜中でいいのに。

再生開始1秒デデッデデデデッデデー!!で心を掴まれてしまうアルバム。収録曲9/13が既出曲らしいけどちゃんと新曲で始まって新曲で終わるのいいですよね。個人的には既出でも知らないの多かったので割と新鮮な気持ちで聴いてました。語彙力皆無な感想なんだけど、なんと言うか繰り返し聴いていくうちに色んな曲を好きになるタイプのアルバムだった。(後述するけどこれはユニゾンも一緒。)既出だと袖のキルト、ミラーチューン、新曲は上辺の私自身なんだよが特に好き。上辺の私自身なんだよの眠れない夜にする考え事みたいな歌詞及び雰囲気が好き。そしてミラーチューン先輩はラスサビ聴くだけで涙ぐむくらい救われ続けました。「君がいなきゃはじまんない 歌うぜ GACHIフォー・ユー」てずるいよね。
(ちなみにツアー行ったけどマッッッジで楽しかった………振替あるみたいなのでセトリには触れないけどM1,2で自分は既に昇天してました)

・Ninth Peel/UNISON SQUARE GARDEN

UNISON SQUARE GARDENの9枚目。すっかりお馴染みとなっていた〇枚目コールがなくなってもはやタイトルに付いてしまっている。
リリース前からアナウンスされてたけど実際聴いてみても肩肘張らずに作った感があって、とにかく「いい曲がいっぱい入ってるアルバム」という印象。リリースされたのは4月だけど、ツアーに行ったり色んな場面で聴いたりして、1年かけて徐々にアルバムの曲達が体に馴染んでいく感覚だった。

最初から特に好きだったのはCity peel,フレーズボトル・バイバイ,恋する惑星あたりで、けどツアー2周目が終わって1番印象に残ったのはスペースシャトル・ララバイかも。精神的に弱った時いつも思い出していたのはこのアルバムだったし、この曲だったなと思います。
そんな彼らもついに来年(もう明日なんですけど)20周年。好きになってから初めてのアニバーサリーなのでめちゃくちゃ楽しみ。


・サーフ ブンガク カマクラ完全版/ASIAN KUNG-FU GENERATION

原版を知らないので完全に新アルバムとして聴いたんですけど最高でした。曲全体の雰囲気や、リリースの時期も相まって夏の雰囲気を存分に感じられる。しかし決して暑苦しいそれではなく、海だとか潮風とか浜辺とかにある清涼感のほうを感じられる1枚。石上ヒルズ、西方コーストストーリー、江ノ島エスカー、日坂ダウンヒルあたりの曲たちが出してる雰囲気がめちゃくちゃ好き。稲村ヶ崎ジェーン→極楽寺ハートブレイク→長谷サンズのスピード感も◎。

ただそれだけではなく和田塚ワンダーズの「派手に泣いていいぜ それはだって命の在処だよ」とかちょくちょく泣かせるポイントがあるのも最高。これ名言すぎないですかね…。 どうしてこのアルバムツアーのチケット取らなかったかな?配信見れたから良いんですけどね…や配信見たら良すぎて余計後悔したけど…
ライブは行くか迷ったら行った方がいいですマジで(大教訓)



・The Goldmine/GLIM SPANKY

GLIM SPANKYの7thアルバム。ほぼ毎年コンスタントにアルバムをリリースし続けてるのが本当に凄い。
怒りをくれよが有名なので激しい楽曲が得意なんだと思ってる人が多いかもしれないんですけど、GLIM SPANKYは優しい曲とか幻想的な世界観に浸れる曲も強みなんですよ……。その辺の強さが遺憾無く発揮されている光の車輪→ラストシーン→真夏の幽霊→Summer Retterの並びがめちゃくちゃ好き。そしてなんといってもアルバム本編のラストに控えるInnocent Eyesが名曲過ぎてだな…。世界が開けるような、開放感あるサビがとても良。客席全灯してほしい。ライブの1曲目に使われてもラストに使われてもめちゃくちゃ楽しそう。来年ライブに初めて行くのでとても楽しみ。
ちゃんと怒りをくれよも別アレンジで収録されてますので安心してください(?)



・LIGHTHOUSE EP/星野源

Netflixの本編まだ見れてないんですけど名EPでした。ここ数年の源氏で1番好きな曲たちかも。6曲の流れがとても良くて、暗い雰囲気を纏った頭2曲→雰囲気がガラッと変わる3曲目→4,5と夜が更けていく感じ→6曲目エンドロール みたいなイメージ。暗い気持ちになった時に聴くと聴き終わる頃にはちょっとだけ立ち直れるのでオススメしておきます。

特に好きなのは仲間はずれ、Orange。仲間はずれはもう言わずもがな好きな音が鳴ってるのが、後者は曲が進むにつれ少しずつ歌詞も空も明るくなっていく(夕方オレンジ→朝方オレンジ)のが好き。「二人背中光浴びて歌い歩くこの道」ってマジで良。

あとこのEPがリリースされた時Instagramで本人が「暗い曲を作るのが好き」と発言していたのが結構印象的だった。最近の曲は暗さを前面に押し出した感じの曲ってあんまりなかったと思うので。わたくしも暗い曲とか静かな曲に救われる場面が今年はたくさんあったなと思います。
ちなみに今年ジョジョを見始めたので5部見終わったら契約してLIGHTHOUSE本編と6部を見ようと企んでいます。(何の話?)




曲編

・青い春と西の空/結束バンド

俺はこういうミディアムテンポな曲が好きなんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!みたいな曲。
カラカラとか星座になれたらに代表されるような光と影の対比の歌詞が秀逸だし、表題曲が「光の中へ」ということでちゃんと対照的になってるのも良い。消えてゆく影に手を振れば頭上に星のヒカリ の裏声綺麗過ぎる。

来年映画やるってことは新曲期待していいですか?ついでにツアーを回ってくれないか…………


・ただそれだけ/KANA-BOON


ミニアルバム「恋愛至上主義」のラストに配置されている曲。高速カウントから始まるとんでもないスピード感と恋愛を肯定するような歌詞も含めて好き。暗いことも歌いつつも最後には「それでも」と肯定に回るのはKANA-BOONの得意技ですよね、愛。

・ソングオブザデッド/KANA-BOON

こっちも良かった!直訳したら死の歌だけど曲自体は生命エネルギーに溢れまくってるみたいな感じが良かった。KANA-BOONが去年のあたりから言い続けてる「生きろ生きろ生きろ!」みたいなメッセージ性を持つ一方で言葉数多くてアップテンポでひたすら楽しいという感情にもなれる名曲。色々ありすぎたKANA-BOONだけど、ひとまず活動を再開するその日をゆっくり待とうと思います。

・赤い花火/back number

どことなく初期感というか、具体的に曲名を出すと「助演女優症」みたいなダークさを持つ大名曲。個人的にはかなりこれぞback number 感を感じる曲でした。というか何よりもギターの歪み方が好きすぎなんですよね…非常に好みな音。(Silent Journey In Tokyo然り)
ライブで花火が打ち上がる演出もめっちゃ良かった。

・ホワイトノイズ/Official髭男dism

Official髭男dismって一応ピアノポップバンドみたいなこと言われることが多いんですが同じくらいギターの主張も強くて、それがめいっぱい現れたのがこの曲。ギター始まり→ノイズ音を合図にぶち上がるしかないイントロが流れてくるの好きだし大サビのハジけ具合も満点すぎ。ライブ映像も見て↓



・日常/Official髭男dism

ギターが好き(さっきも言った)
Official髭男dismのどこか闇を感じさせる歌詞が好きなんだけどそれが全面的に現れてて良かった。闇と言っても人生どん底みたいな暗さじゃなくて、人間誰しもが持ってるような鬱屈な気持ちを表すのが本当に上手い。嫌なことがあった帰り道に聴きたい(聴いてる)



・SOULSOUP/Official髭男dism


Official髭男dismはボーカルが今年ポリープになってライブを一時休止してたんだけど、なんやかんや5曲出てたし(休止とは?)その結びにこの曲が出てくるの強すぎて面白い。
ずーーっとハイテンションなサウンドとボーカルでとにかく楽しい1曲。歌詞の一言目が「声すら失うような」なのちょっと自虐っぽくて好き。
本人が復帰報告してたから来年はツアー出来るのかな?とにかく楽しみにしてます。

・めっちゃオンリーユー/DIALOGUE+

うーーーーーーーーーーーーめっちゃオンリユーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
とにかく頭を空っぽにして「可愛い」を摂取できる曲。こりゃまさか ま?さかさまに落ちてゆく の言葉のハマり方が好きだし、全体的に相手にベタ惚れ全開の歌詞が良い。なんなら曲名からもう現れてますよね。



・Feeling/Mrs.GREEN APPLE

アルバムのラストにこういう短めの曲が配置されてるのめっちゃ好きな締め方。全てを否定せず受け入れるような歌詞と明るいけどゆったりめなテンポなのがとても心地いい。Feelingに任せてしまえばいい、って 思ったまま行けよ、みたいな緩い肯定感があっていいな。スタジオライブ版も良いアレンジだったな~~
今年は北海道に来てなかったので来年はライブ行きたい。




・楽の上塗り/CYNHN

上がったり落ちたりを繰り返す不安定な気持ちみたいなものが現れた歌詞好き。思いやり誰か救い 苦しくなり人生  でああああああああ!!ってなるけど割とポップな曲調で楽しい曲になっててよい。これを踊りながら歌えるの凄すぎないですか?

余談だけどこないだヨドバシのスピーカーから流れてきてた別の曲も良かったので好きになれそうなアーティストな気がします、CYNHN(スウィーニー)。(読み方は大事)


・花/藤井風

入りのデデデデがもう好きすぎるんだよな…  程よく力が抜けた感じの音で進行していく中にじんわり沁みる歌詞が散りばめられてるのが良い。これは褒め言葉として、藤井風よ曲は本人の人柄が出てる気がする…。
歌い方的なところで言うと2サビ前「全てはひとつゥ……………エイ」がめちゃくちゃ好きです。

えいちばん好きな花ですか?まだ8話までしか見れてないですけど……………



・uni-verse/オーイシマサヨシ

グリッドマンは履修していないんですけどマジで最高の1曲…………。壮大なコーラスから滲み出る宇宙感が堪らないし、何より最後の「ここが僕らのユニバース」から好きすぎて毎回鳥肌立つ。配信ライブ見たけどライブ映えもとても良かった。 本人も相当お気に入りなのか来年出るアルバムのタイトルになってるの面白い。



・愛の花/あいみょん

今年出た曲全部良かったけど特にこれが好きかも。遠くにいる人に届けるような、でも語りかけてるような感じもしていて不思議な距離感を感じる曲。涙腺に来るタイプの曲で、こないだヨドバシのスピーカーから流れてきて泣きそうになった。愛を愛を と逢いに逢いに のリズム感が好き。

そういえば6月にあいみょんのライブに初めて行ったんですけど異次元に楽しかったので絶対また行きたい。

・空色ミサンガ/伊藤美来

アニメイトを彷徨いていたら店内放送で流れてきた曲。アニメイトは主題歌になってる表題曲だけじゃなく1枚分きちんと流してくれるみたいですね(偉い)

曲の種類に疎いんで言語化が難しいんですが、サンバ?っぽさがあって全体的に南国感を感じる曲。そして突然のポルトガル語に笑う。全然今まで出会ったことの無いタイプの曲で良かった。
頼むから星テレ配信してくれ…(これは表題曲の話)


・上辺の私自身なんだよ/ずっと真夜中でいいのに。

みんな花一匁好きなんでしょ!!!!!!!!(筆者も好きですよ)でも今年のマインド的にこっちの方が刺さったのでこっち紹介します。

髭男の時も書いたけどずとまよも時折見える歌詞の暗さみたいなものが好き。眠れない夜中に考えてることみたいな歌詞も暗さを包み隠さずさらけ出したみたいな音もどっちも好き。アルバムの位置も含めてLost In My Room感がある(伝わらない)
何気に今年出会えて1番良かったアーティストかも、ツアーもめちゃくちゃ楽しかったので来年も行きたいです。




・恋する惑星/UNISON SQUARE GARDEN

今回のアルバムはスペシャとかもう君に会えないとかメッセージを感じる曲もいいんだけどライブに行くとこういうひたすらに楽しい曲が好きになってしまう。テンション上がらんはずがないダン!ダン!ダダダ!!!好きすぎる。前半ツアーの大団円感も好きだしnextのサラッと序盤で使われる感じも好きなので本当に毎ツアー演奏して欲しい。
原曲もいいけどライブ音源の方が好き。なぜならダン!ダン!ダダダが爆音なので(早口)


・フレーズボトル・バイバイ/UNISON SQUARE GARDEN

Ninth Peelからもう一曲!アルバムのラストにこういう短い曲が(略)
フレーズ!ボトル!バイバイ!の曲名コールが好きだし(歌詞には書いてないんですよねこれ)爆速で駆け抜けてるのに元気になれちゃう感じがとても好き。「黎明補足的なインタレス」とかの辺り蓋然性合理主義の正論に揉まれて…感がある。
案の定ライブではしっかり高速になるのCheap Cheap Endrollみたいで良い。アンコールの常連にならないですかね?

・グー/ハンブレッダーズ

ムツムロ思想が現れすぎてる歌詞がとにかく好き。見る人が見たらニヤニヤしちゃう2番が主に好き。インスタに上がってるから言うけどライブになると握り締めたグー!で👊 高く掲げろピース!で✌️ 開いた手のひら!で🖐になるオーディエンス最高。

5月のワンマンもグーパン祭りも楽しかったな~すっかりハンブレッダーズが好きなアーティストに加わった1年でした。

ちなみに僕はヨークシン編が1番好きです。(ピンと来ない人はスルーして)





…ということで2023年の振り返りをしてきました。ライブもいっぱい行けたし好きな音楽も増えた…けどそれを上回るほど最悪なことも起こり続けた1年でした笑。そうやって精神が沈んだからこそ好きになれた曲も多いのかもしれません。


まあとにかく来年はUNISON SQUARE GARDENが20周年、それだけでもヤバいのにOfficial髭男dismも恐らくライブ再開、サカナクションも復活と充実しまくる1年になりそうな予感がします。音楽に助けられるのもいいけど楽しめるのが1番ですよね。そうなるといいな。



それではここまでお付き合い頂きありがとうございました!

See you "next" year!


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