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自分が出したい理想の音

はじめに


皆さんこんにちは。
記事をアウトプットすることを習慣付けたいと思いながらなかなか出来てないんですが、隙間時間でやってみようと思います。
今回もギターの事について、自分を含めた多くのギタリストが大切にしているであろうギターのトーン、自分が出す音について思うことを書いていきます。
仕事や育児に追われながら趣味でギターを弾いている一般人の文言なので、こんな人もいる、くらいで見てもらえれば幸いです。


前提として

これを見てくださっている皆さんは恐らく楽器のプレイヤーの方が多いと思うんですが、そんな皆さんには
「自分の理想とするトーン」
はあるでしょうか。
僕はエレキギターを弾いてますが、ざっくりとはあるつもりです。
皆さんそれぞれにも

憧れてるギタリストの音みたいな音にしたい、とか
動画で見たような音が出したい

みたいなのがあると思います。


少し前に組んだミニボード

理想への歩み

僕の場合なんですが、ギターを始めたきっかけはL'Arc~en~Cielのken氏でした。
今現在の最新まで追っている訳ではないんですが、曲を弾くのも好きなのでバンドスコアはほぼほぼ集めてましたし、gigsという雑誌の機材紹介やインタビューが載っているバックナンバーを買い漁ってスクラップしたりしてました。

L'Arc~en~Cielがきっかけでギターを始めた自分にとって、ken氏のギターサウンドは僕にとって今でも自分が理想とする音の1つの指標になっています。
そこに近づきたい一心で、過去の機材紹介で参考になりそうな部分を抜粋して自分の機材を構築したり、新しくエフェクターを買ったり…
憧れる先はそれぞれ違っても、これと近い事をした方は多いのではないかと思います。
そしてここ数年で自分にとっては新しいジャンルに触れる事になります。
それがネオソウルです。


僕のメインがストラトなのはken氏の影響

新しい理想

数年前から動画で「ネオソウルギター」というジャンルに触れ、興味が出た結果動画で拝見していた方のオンラインサロンに入る事になりました。
そこで新しい事を勉強しつつ、
この人のような音が出せるようになれたらいいなぁ
と思うようになりました。
その音を目指しその方の機材レビューや音作りについての動画を見たり…
試行錯誤を繰り返す中、今年の頭にその方が東海地方で行うライブと、その方を交えたオンラインサロンのセッション会が行われる事になりました。

今まで画面上でしかその方の演奏を見たことがなかった自分にとって、本意気の演奏と、目の前で一緒にセッションが出来る…
セッションに関しては他に参加される方もいる事もあり緊張ありますが、期待と不安渦巻く中その日を楽しみにしていました。


Twitterや動画添削に使う青テレ。1pのアッシュ

そしてライブ当日

ピアノとギターというアコースティック寄りのシンプルでギターの音が聞きやすいライブを見て、改めて素敵なトーンだと思いました。
言葉に表すのが自分の語彙力では表現しきれなさそうなのでここは深く言及しませんが、普段動画で見ている憧れた音そのまま
生で体感するとトーンもプレイも説得力がすごい。

この音とプレイする方と明日には対面でセッションするのか…という緊張。
サロンに入ってから数年、ようやく対面できたという感慨深さ。
色んな気持ちを感じながら、充実した夜になりました。


いざセッション会

そしてその翌日が自分にとっては本番、東海地区のセッション会。
この地域のサロンメンバーと、昨日夜ライブしていた方と目の前でギター同士で行うデュオ形式。
メンバーの中にはいつも月1でスタジオに一緒に入ってくれている方も見えますが、半数は初めましての方ですしめっちゃ緊張しました…

今回は音作りについての記事なのでセッション会のプレイについてはこの記事ではあまり触れませんが、結果的にめっちゃ楽しかった事、そしてモチベーションが爆上がりした事は間違いないです。

そこでプレイもそうなんですが感嘆したのは昨日見ていた、聞いていた音がここでもそのまま聞こえました。
普段の動画のセット、アンプでもなく、昨夜のライブハウスともまたアンプは違います。 
むしろ今回はジャズコーラスにアンプ直。
その環境でも、「その人の音」というのは変わりませんでした。
さらに言えば、参加者のギターを弾いてもらう時間があったんですがその時でも変わりませんでした。
PRS、シェクター、フェンダー、バッカス…
それぞれボディシェイプやピックアップも多種多様でしたが、本質である「その人の音」は全然ぶれていない。

ダイナミック弘法筆を選ばず


僕も弱小ですが、今まで機材色々買って試したり色んな人のプレイやトーンを見たり聞いたりしてきて、

機材を変えるだけでその人の音が本質的に変わる

とは思っていません。それは今までの自分の経験や周りのギタリストを見てきてそう感じて、今でもそれは変わりません。
自分にとって当たり前の感覚ではあるんですが、改めて世の中に作品を出したり書籍を出している所謂「プロ」の音でそれを体感すると、そう感じるステージ(?)が1つ上がった様な気がします。
その人が出す音にとっては、アンプやエフェクター、ギターすら付属品でしかない。
自分なりにざっくり表すとしたら、

その人本人が最早楽器(CDとか音を出すデバイス的な)で、ほかの物はスピーカー、みたいなイメージ。

スピーカーが変われば勿論聞こえ方も違うけど、元の音源自体は変わらない。

みたいに感じます。伝わるか分かりませんが…

こんな音にしたい!と思ってエフェクターやアンプ、さらにはギターが欲しい、って思うことにブレーキが掛かるようになりました。
散財しがちな自分にとってはありがたいことではあります。

アンプのライン録音用、cab clone

ネガティブな意味ではなく

かといって、じゃあ
どんなに機材買っても意味ないじゃん…
と卑屈になることはないと思うんです。
前述の「その人の音」というのは、良し悪し踏まえて自分を含めたすべてのプレイヤーに当てはまると思っています。
自分でも感じるんですが、音作りしている中で「自分が好きな音」っていうのはあります。
自分が気持ち良く音を出すにあたり、ギターが違ってもアンプが違ってもその音に近くなる。

気持ちが良い音、出したい音は人それぞれに違っています。
それは

  • その人が今までどんな音楽を聞いてきたのか。

  • どんなプレイヤーが好きか。

  • 緻密に音作りをするタイプか。

  • 大雑把に作って早く音を出したいタイプか。

  • もっというなら、その人の性格が出るといってもいいのかもしれません。


そうした様々な要素を踏まえて出した音、それが「その人の音」になっているんだと思ってます。


Kochのジュピターももう手元に無い…

どんな事も音に反映される

エフェクターが好きな人は買うとよいのです。買って自分で弾いてみれば、レビューだけではわからない事がわかる。

例えばオーバードライブなら

  1. OD-1のようなタイプなのか

  2. TS系なのか

  3. ケンタウルス系なのか

ディレイなら

  1. アナログか

  2. デジタルか

  3. テープエコーか

ブースターなら

  1. 原音に忠実なのか

  2. それとも変化が強いタイプか

  3. さらにいえばクリーンブースターなのか

  4. ゲインブースターなのか

  5. それ以外


アンプが好きな人なら、買ったり店で試してみるといいのです。

弾いたアンプが

  1. フェンダー系

  2. マーシャル系

  3. メサブギー系

  4. それ以外


フェンダーなら、

  1. ツインリバーブ?

  2. ブルースジュニア?

マーシャルなら

  1. ブルースブレイカー?

  2. JCM?

  3. JVM?

メサブギーなら

  1. マーク系?

  2. レクチ系?

逆にアンプ直の人は、それを突き詰めればいいのです。
アンプのポテンシャルをさらに生かせるようになるかもしれません。
もしくは、アンプ直ならシールドを変えてみるのも効果がわかりやすいかもしれません。

  • カナレ使ってる人なら一度モンスターケーブルを使ってみるとか

  • ベルデンからプロビデンスに変えてみたり。

…挙げ出せばきりがないです。

自分が経験したことは全部良し悪し含めて音に出ます。
そこに至るまでの経験は、本当に人それぞれ。だからこそ、機材を買ったり理想に近づける為に四苦八苦するのは無駄ではない。


最近買ったヘッドレス、もう手元に無いです汗

最後に

僕は機材を買うのが好きですし、音作りについて学んだり試行錯誤する事も、エフェクターボードを組むのも、組むまでにどういう組み合わせにするか等過程も含めて好きです。
またアンプ直でいい音を出せる人に憧れもあります。

サロンのセッション会で音の違いを実感してからは、前述の通りエフェクター買って音を近づけたいというのは減った気がします。
しかしエフェクターが好きな事自体は変わらないので、趣味としては組むかもしれません(?)。
機材の事を調べたりするのも続けると思います。
きっとそれでいい。
今持ってる機材も、過去持ってた機材も、今の自分の音を構成する一部になっている。
自分には不相応な機材もあるかもしれないけど、それを使った経験自体はプラスにはなってもマイナスには多分ならない。

だから、憧れや近づきたい音に向かって研究を重ねてもヨシ!
自分だけの音を突き詰めてもヨシ!

自分の音は、既に「その人だけの音」になっているんじゃないかな、というお話でした。
長くなりましたが見てくださった方、ありがとうございました。

このセットあればとりあえず安心!

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