見出し画像

ギターとノイズの付き合い方

はじめに

皆様こんにちは。
以前ワイヤレスとノイズについて記事にしたんですが、ノイズを取るエフェクター等についてはあまり話していませんでした汗
なのでここでは、ノイズを取る(軽減する)エフェクター等について書いていきます。
お時間あればどうぞ。

以前の記事↓
https://note.com/tolataka/n/ncff6fce6bfe2


ノイズについて

ギターを弾いているとどうしても気になってくるノイズ。
歪ませて弾く時は勿論ですが、クリーントーンでも音量上げて弾く時は気になってくるかもしれません。
エレキギターでアンプを使って弾く、電気を使っている以上避けられないところではありますが、それでも最低限にしたい!
そんな方に思いつく限りで挙げてみます。

  • シールドをなんとかする

  • ギター内部にノイズを減らす加工をする

  • 電源について見直し

  • エフェクターを使う

だいたいこんな感じかと。一つずつ見てみます。


シールドをなんとかする

ギターにとってシールドは重要な機材の一つです。色々調べてみたんですがシールドが汚れているとノイズの原因にもなるらしいので気になる人はシールド自体の清掃、プラグ部も定期的に拭き掃除すると変わってくるかもしれません。
ここは個人的にあまり考えてなかったんですが、調べているとここも原因として大きい、と書いてる人は結構いました。

また、今使っているシールドが安いもの(3m¥1000以下とかあるのかな)だった場合、もう少し値が張るもの(3m¥3000以上あたり?)に変えてみると、ノイズが減るかもしれません。
本当にド定番なのはカナレだと思いますが、それでも全く問題ないと思います。
ただ僕は機材色々買うの好きなので、色んなとこのシールド買ってますが…


ギター内部に導電塗料を塗る

これは自分が持ってるギターは大体この仕様にカスタムしてもらってます。
もしこだわりたい人はやるのも全然アリ。
ここは今回ちょっと省略しますすいません…


電源について見直し

ギターアンプは基本的にコンセントから電源を取っていますよね。
自宅でギターを弾いている場合、ギターアンプの他にも様々な家電があり、それらが稼働している場合もあります。例えばエアコン。ファンヒーター。もしくは照明…スマホなんかもそうですが、出来る限り切るか離れた場所に置くといいかもしれないです。
(経験談ですが、以前知り合いとスタジオ入ってたときに、アンプの上に何気なくスマホ置いてたんですが、上から退かしたらノイズが1つ消えました。)

そしてパソコン
パソコンて意外とノイズ拾うらしいんですね、僕も調べるまで知りませんでしたが…
パソコンで録音するのにそこが発生源かよ!って思うところもあるんですが、もし気にする場合は

  • PC本体から離れる

  • PCとの向きを変える

  • PC周りのシールドや電源を綺麗に配線する

あたりでしょうか。
しかしパソコン周りのこれらの対策含め、必ずやりましょう、って訳ではありません。
これらは、録音の段階でどうしてもノイズを出したくない、乗せたくないって方はそこまでやってみてはどうかな、というくらいで見てもらえればいいと思います。


エフェクターをつかう

ノイズを軽減するエフェクターって結構ありますよね。何が違うんだみたいな。
ここでは自分の解釈で書きますので、詳細間違ってたらごめんなさい汗
以下種類を書いていきます。

  1. ノイズゲート

  2. ノイズサプレッサー

  3. ノイズリダクション

それぞれざっくり個人的な所感を書かせてもらうと、

ノイズゲート:設定したレベル以下の音を即座にカット
ノイズゲートのイメージは、設定したレベル以下の音はゲートを締め(音を出さない)、レベル以上になればゲートを開ける(音を出す)。ゲートを開けている間は作用しない。つまり演奏中のノイズは消えません

ノイズサプレッサー:設定したレベル以下の音を緩やかにカット
基本的にはノイズゲートの兄弟みたいなもので、原理は同じだが締めるスピードが緩やか。上記のゲートの開け閉めがシャッターなら、サプレッサーは水門のようにゆっくり…のようなイメージかと。

ノイズリダクション:設定したレベル以下の音をカットし続ける
上記2つがゲートを開け閉めして開けた際はノイズをカットしていないのに対し、リダクションは設定したレベル以下の音をカットし続けます。ゲートと大きく異なるのはここだと思います。

なんとなしに違いが分かってもらえると嬉しいんですが、個人的に得意とするジャンル、用途があるように思います。
ノイズゲートで気を付けるべき点は、設定したレベル以上の時(ゲートを開けている時)はノイズが乗ったままということです。
しかし、設定したレベル以下なら瞬時にカットしてくれるという点。
僕がこの用途に一番合ってると思うのは、休符を使ったキメが多いような曲を演奏する時です。
キメが多かったり、ブレイクしたときバチッとノイズを鳴らさない。
キメ後シーンとしなきゃいけない時にノイズがブーンって鳴ってたり、徐々にノイズが消えるより、止めたらバチッと閉めてノイズを消す。
メタルコアとかなんか特に有用かと思います。歪ませてる分、演奏中にゲートが作用してないのもそこまで気にならないと思うので…
ノイズゲートは様々なメーカーから今も出ていますが、
TC Electronic Sentry Noise Gate
Electro-Harmonix Silencer
MXR M195 NOISE CLAMP
あたりでしょうか。

リダクションは、ゲートと違い常にかかり続ける。
(ゲーム脳のイメージで言えば、ノイズゲートが体力が一定まで下がると自動回復するオートポーション、ノイズリダクションが常に回復し続けるリジェネ、みたいな感じでしょうか)
その為あまり歪ませてない音だけどノイズを軽減したい時等はこちらの方が有用です。
昔からあるモデルでいえば、
rocktron hush
最近?のモデルなら
ISP Technologies Deci-Mate Micro Decimator
あたりかと思います。

declmateだけ所有してますが、びっくりするくらい塗装が雑です

終わりに

なかなか書けていませんでしたが、参考になれば幸いです。
途中でも書きましたが、必ずノイズを減らさなきゃいけないということはありません。本人がどれだけノイズを気にするか。ノイズをどこまで消したいのか。
また、演奏するジャンルにも左右されます。一人で弾く時なら自分の好きなようにしても全然いいと思いますが、バンドで演奏するならアンサンブルを考慮したノイズ対策はした方がみんな幸せになれると思います。
そもそも、必要以上にノイズを取らずにそのままの音で録音や音出しする方が生々しい音ではあるし、その方がいい場合もあると思います。
もしノイズゲートやリダクションを使う時は、掛けすぎには注意した方がいいです。
掛けすぎて弾いてて違和感感じたり、サスティンがぶつ切りになるようなら、設定を見直しましょう。

ここまで読んで下さった方、ありがとうございます。
それでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?