J.Y.Parkに憧れて
以前、クリエイターの香取徹くんが、
誕生日にイラストを描いてくれたことがある。
「ディズニーのように世界中から真似されるような存在に
ナチュパラ がなったらいいですね」
という彼なりの思いが詰まったイラスト。
とってもチャーミングで気に入っている。
今、世界中が真似したくなるようなダンスを踊っているのは
日本人のガールズグループだ。
「NiziU」だ。
彼女たちをプロデュースしているJ.Y.Parkさんが
以前「マツコ会議」に出ていたのを見た時、
心からこの人が大好きになった。
「常に自分がバカだと思われたい」
けっしてカッコつけない、チャーミングな基本姿勢と、
ビジネスとエンターテイメントを両立するスタンスに心から胸が躍った。
「事業家よりもエンターテイナーとして見られるように努めています」
「僕はカメラの前やステージに立った時、自分が”生きている”と感じるんです。
他のことにもやりがいや意味を感じますが、
それ以上に幸せなことはありません」
「働きがい」とか「やりがい」とか「自己実現」なんて言葉を
人材業界にいたときはよく耳にしていたけれど、
"生きている感"というのは、
それよりももう1つ根源的なもののような気がした。
自分が何をやっている時に本当に"生きている"と感じられるか。
それを分かっていることも大事だし、
生きている間に"生きている"感をよりたくさん味わえることは
とても幸せなことだと思う。
J.Y.Parkさんは人を育てる上司としての存在も注目されるが、
その基本姿勢は、相手を知るということだ。
「相手をしっかり知らないで評価をしたら効果が全然ないです。
だから始まりはその人についての関心と愛だと思います」
Nizi Projectではその言葉どおり、
相手を深く知ろうとしているからこそ、
1つ1つの言葉が相手の心に届いているように思えた。
それを傷にするのではなく、素直にアドバイスとして謙虚に受け止めて
必死に努力をした子が結果的にはチャンスを掴んでいったように思う。
「過程が結果を生み、態度が成果を生み出す」
という言葉はとても深かったし、
番組の終盤で語られたJYPの価値観も心酔した。
それは3つの言葉で語られた。
真実・誠実・謙虚。
真実:
隠すものがない人になってください。
人に見られていない時でもいけないことはしてはいけない。
気をつけようと考えないで、気を付ける必要がない人になってください。
誠実:
毎日するべきことをすることです。
練習や勉強を続けていれば、それが積み重なって、
君たちの夢を叶えてくれます。
謙虚:
言葉や行動の謙虚ではなく、心の謙虚さ。
自分自身が常に足りないと思って、
隣にいるみんなの短所ではなく
長所だけを見て心から感謝することです。
ついついJ.Y.Parkさん語録集みたいになったけど、
本当に彼のおかげで、
改めてエンターテイメントというものの素晴らしさと厳しさを教えてもらった。
そして厳しさの上に、素晴らしさが成り立つのだと教えてもらった。
だからこそNiziUのみんなを応援したくなるし(ぼくはMAYAが特に好きだ)
J.Y.Parkさんの人としての部分とプロデューサーとしての部分と、
エンターテイナーとしての部分に尊敬の念を隠せない。
世界中から真似されるような存在の真髄を少しだけ垣間見たような気がした。
NiziProjectは僕のようなアイドルにあまり興味のない人にもオススメです。
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