人事が綴る、TSL77期新人弁護士採用の振り返り

こんにちは、東京スタートアップ法律事務所（以下「TSL」。）の採用担当です。
早いもので、今年の司法試験も実施まであと僅か。試験が終了したタイミングからTSLも78期予定者の採用活動をスタートします！

先んじて今回は、毎年恒例、TSLの77期採用の振り返りレポートをお送りします。
この記事をご覧いただくと、以下のことが分かります。

• TSLの77期採用にはどれくらいの人が応募したのか

• 応募時期や内定出しはいつがピークだったのか

• TSLの「内定率」と「内定承諾率」

• TSLの採用ポリシー

• 78期の採用予定人数

法律事務所への就職を考えている方、そして新人弁護士採用に取り組まれている（検討されている）法律事務所関係者の方にも、何かのご参考になりましたら幸いです。

月別エントリー数推移

TSLの77期採用は、試験後の2023年7月22日より応募受付をスタートしました。応募受付は2024年7月現在も継続中ですが、修習スタートまでの数ヶ月の月別エントリー数を公開します。

2023年7月　3名
2023年8月　12名
2023年9月　9名
2023年10月　3名
2023年11月　7名
2023年12月　10名
2024年1月　12名
2024年2月　3名
2024年3月　3名

推移を見ると、77期採用では応募のピークが試験後の8~9月と、合格発表後の11〜1月に分かれていました。選考にお進みいただいた合計62名のみなさま、TSLに関心をお持ちいただき本当にありがとうございました。

月別内定出し数推移

ご応募をうけての、内定出しのペースもまとめてみました。

2023年7月　0人
2023年8月　1名
2023年9月 　2名
2023年10月　7名
2023年11月　1名
2023年12月　 2名
2024年1月　2名
2024年2月　2名
2024年3月　3名

応募のピークが試験終わりと合格発表後に分かれていたのに対し、内定出しは10月をピークとしてそこからほぼ横ばいでした。77期採用では、合計20名の方に内定をお出しすることができました。

なお、TSLの新人採用では面接が最低でも3回あるのですが、おおよそ以下のような選考スピードで進んでいきます。

• 日程調整がスムーズに進んだ場合は２週間〜１ヶ月程度

• 少し調整に時間がかかった場合でも２ヶ月程度

みなさんお忙しい中で面接に時間を割いていただいているので、事務所としてもレスポンスの速さはかなり意識して進めています。

内定率と内定承諾率

62名の方にエントリーいただき、20名の方に内定をお出ししたので、TSLの77期採用の内定率は32.2%という結果でした。ご応募いただいた方の中で、おおよそ3名に一人程度の割合で内定出しに至っています。

なお、内定の承諾率については、現時点で承諾いただいている方が11名なので、55%という結果でした。（内定を出したものの試験に残念ながら不合格になってしまった方もいらっしゃいました。）

内定率と内定承諾率からわかること

74期以降、TSLでは毎年の新人採用の数値を分析しながら採用活動を進めています。過去データに鑑みると、76期採用に比較し、77期採用は以下のような結果でした。

内定率　　　　18.6% → 32.2%（＋13.6%）
内定承諾率　　63.6％ → 55%（ー8.6%）

TSLでは、応募前の説明会や採用イベント、SNS等での情報公開にかなり力を入れており、「思っていたカルチャーと違う」「取扱分野が希望に沿わない」など、知ってさえいれば防げたミスマッチというものを極力減らしていきたいと思っています。

77期採用で内定率が13.6%も改善したのは、これまでの採用広報の積み重ねと、採用イベントに参加してくださった方がしっかり事務所からの情報を受け止めてくださったからだと考えています。
76期採用では、説明会等の採用イベントに合計200名ほどの方が参加してくださいました。オンラインでお時間をいただいた方、説明会や見学イベントに足を運んでくださった方、ありがとうございました。

一方で、内定承諾率については低下を見せています。
この一因としては、内定承諾後の辞退が例年より目立ったということが挙げられると考えています。
77期採用では内定出しのピークが試験後であるシーズン前半に寄っており、みなさんが意思決定をするにはまだ早い段階で内定まで至った、というケースもあったように見受けられました。

TSLの新人採用の考え方

77期採用でのTSLの自社採用イベント数は24回、面接実施数は112回でした。設立からまだ6年も経たない私たちが実務を行いながら採用活動にも注力することには、現実的にリソースの限界という課題が常に付き纏います。

一方で、多くの方にとっては事務所への就職活動は人生ではじめての職場選びであり、迷いながらも「ここだ！」という一つの事務所を選ばなければならない大変重要な岐路です。

選考で多くの方と接する中で、私たちも力の許す限りみなさんの就職活動の一助となれるようなサポートをしていきたいと思っています。そしてその延長線上に、内定承諾率の改善という課題へのアプローチが見えてくると考えています。

もしTSLの新人採用にご応募を検討していただけるようでしたら、ぜひTSLの採用イベントにお越しください。応募までの間、TSLの場合は選考要素は一切ありませんので、気軽に来ていただいて何の問題もありません。（事務所訪問・事務所見学は文字通り「訪問」か「見学」としか考えていません！）

そして就職活動のピークは毎年どんどん前倒しになっていますが、焦らずじっくり「自分が行くべき事務所はTSLなのか？」を検討してください。先輩の中には、修習も後半になったタイミングで応募してきて、入所後大活躍している弁護士もいます。

78期採用について

TSLの78期採用では、77期を上回る人数を採用したいと考えています。
応募受付は7月下旬スタートを予定しており、試験終了後から毎月2~3回ペースでオンライン・来所まじえた採用イベントを実施予定です。

また今期はTSL初となるサマークラークもご用意できればと企画中です。実施は銀座本店に限定的になってしまうことが予想されますが、TSLの弁護士やパラリーガル、その他多くのスタッフと机を並べ、TSLの業務の様子や日常を存分に体感いただきたいと考えています。

長くなりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。
一同、みなさまと採用イベントや選考でお目にかかれるのを心より楽しみにしています！

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