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中古防音室紹介編〜KAWAIナサールUHAシリーズ〜

ご覧いただきありがとうございます!
関東を中心に全国で防音室の移設、買取、販売を専門に行なっている、(株)東京サウンドボックスの佐藤と申します。
今回は中古防音室紹介編ということで、

”KAWAIナサールUHAシリーズ”


をご紹介させていただきます。私が扱ってきた上で感じた仕様、前後のシリーズとの違い、総合評価などを記していきますので、中古品の購入を検討中の方は是非参考にしていただければと思います。

・製造年、時代背景

2003~2006年前後製造。習い事としてピアノやその他楽器の音楽教室に通う人が増え、楽器メーカー、音楽教室運営に力を入れていたカワイが発売した、初のユニット式、家庭用防音室です。
音響性能と居住性の両立を図った、よりよい音環境を楽しむ空間として、楽器用防音室にとどまらず書斎やAVルームとしての利用も想定されています。
サイズのラインナップに関して確かな情報がないのですが、当社では2畳、3畳の2サイズを取り扱い経験があります。

・防音性能

カワイナサールは現行品に至るまで、-30,35,40dbの3ラインナップを用意しています。”V"が-30db、"H"が-35db、"K"が-40dbモデルになります。
私の感覚ですと、流通している防音室の70%が-35dbモデル、10%が-40dbモデルで、-30dbも10%程度です。
カワイナサールは初期から吸音パネルを搭載し、尚且つレール式で自由に位置調整ができる仕様になっております。

・耐久性

ヤマハの防音室と比べると組立工程や部材が多く、移設回数が多いとそれたが消耗しがちです。
パネル自体は剛性が高く反りにも強い印象です。
壁紙に関しては若干耐久性が低く、両面テープ等を貼って数年後に剥がすと壁紙と一緒に剥がれてきてしまうことがあります。

・デザイン、仕様

明るい木目のドア、金色の高級感のあるドアノブは上品な印象でいいですね。現行モデルにも引き継がれている仕様ですが、巾木や天井のレールもお部屋の雰囲気を引き締めていて良い感じです。
吸音パネルは大きく分厚めで存在感がありますが、吸音効果はばっちりです。
ドアについたガラスは大きめの開口で、中がしっかり見える仕様になっています。

・総合評価

どんなお部屋にも馴染む温かみのあるデザインで、アビテックスの-35dbに比べるとパネルや床の質量は大きく、防音パネルも大型のものを採用している為、総合的な防音性能は高い印象です。
流通量はそこまで多くありませんが、比較的安く売買されています。
移設費は若干高くつきますが、安い本体を見つけたら狙い目です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

(株)東京サウンドボックスは引越し、移転に伴う防音室の移設・買取・販売を専門に取り扱っております。関東中心に全国どこへでもお伺いします。
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(株)東京サウンドボックス 代表:佐藤文哉
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