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中古防音室紹介編〜KAWAIナサールLHSXシリーズ〜

ご覧いただきありがとうございます!
関東を中心に全国で防音室の移設、買取、販売を専門に行なっている、(株)東京サウンドボックスの佐藤と申します。
今回は中古防音室紹介編ということで、

”KAWAIナサールLHSXシリーズ”


をご紹介させていただきます。私が扱ってきた上で感じた仕様、前後のシリーズとの違い、総合評価などを記していきますので、中古品の購入を検討中の方は是非参考にしていただければと思います。

・製造年、時代背景

2014~2023年2月現在まで発売されている、カワイナサールのロングセラーモデルです。
様々な防音需要に応える為、サイズのラインナップは0.8、1.2、1.5、1.7、2.0、3.0 、4.3畳と豊富です。1.7畳というのは他のメーカーには無い絶妙なサイズですね。
ヤマハのアビテックスの様にサイズダウンができないのは少し難点かと思います。

・防音性能

-30,35,40dbの3ラインナップを用意しています。”V"が-30db、"H"が-35db、"K"が-40dbモデルになります。
私の感覚ですと、流通している防音室の70%が-35dbモデル、10%が-40dbモデルで、-30dbも10%程度です。
遮音と吸音のバランスが良く、特に床は94Kグラスウールで浮床構造が取られており、分厚く質量の高い床遮音補強マットも標準装備され、下階への振動対策が徹底的です。

・耐久性

壁紙は若干破れやすく、黒い汚れなどが着くと染み付いてしまう場合があります。水はある程度弾きますが、あまり酷い高温多湿環境に置くのは不安があります。
多重構造の床のため、エアコンなどの漏水事故があった時、すぐに対処しないとカーペット、遮音マット、床板、グラスウール、ベース板すべてカビてしまいますので注意が必要です。

・デザイン、仕様

吸音パネルは適度な厚み、幅で細長く、吸音の面積は広いです。位置変更も容易なので、ユーザーに合わせてユーザー自身が部屋の響きを調整できるのはとても良い仕様です。
明るめの白、控えめの光沢で、主張しすぎない絶妙なデザインかと思います。

・総合評価

ヤマハに次ぐ巨大防音室メーカーのカワイさんが、過去のノウハウを全て詰め込んだ考え込まれた仕様、デザインです。
特に床の防振対策や吸音パネルの自由度は、ヤマハアビテックスには無い仕様で意識して取り組まれていると感じます。
部材が多く施工性はヤマハに劣り、移設費用が若干高くついてしまいますが、比較的安く中古品が手に入るため、大変おすすめできる防音室です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


(株)東京サウンドボックスは引越し、移転に伴う防音室の移設・買取・販売を専門に取り扱っております。関東中心に全国どこへでもお伺いします。
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(株)東京サウンドボックス 代表:佐藤文哉
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