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【論】背負う男

逞しくなったな。
やっとお前もなにかを背負うようになったんだ。
そうやって傷ついた姿を見れてうれしいよ。
だってお前が磨かれていくのが確認できたんだから。
そのボロボロになった姿
美しい。
人間は背負い続ける。
でなきゃ魅力も感じないだろ。
なにも背負っていない男なんて。
醜い奴らはそれを自由と言うらしいがな。

いや、犠牲の話をしてるんじゃないさ。
問うているのは何に命を懸けるか。
誰かの為だとか、そんな歯の浮く言葉ではない。
お前の中だけの問題だろ。
架空の話やどこかの未来の話じゃない。
今ここにあるこの命の
燃焼の仕方を問うているんだ。
私は今までは生きることに主眼を置いていた。
今ははっきりと違う。

死ぬまで己に何を刻み続けるか。
己に何を刻むというのか。
探すために生きていく。
どう生きるかではない。
どう生きたいかでもない。
他人には同じに見えるかもしれないが
自分の中で区別されていればいい。

『死』が私の重心。
だから己に刻み続けるんだ。
背負い続け、すり減らし続ける。
己の掟に従って死ぬために。

◇◇東京ハバナの理屈の想定外のコーナー◇◇
東京ハバナです。小説って時間が経つと忘れてしまう。映画もそうだ。どちらも大好きだが私は忘れてしまう。結末を忘れてしまうことが多い。この忘却という機能が憎い。
私は普段いわゆる文学作品と呼ばれているものか、SF作品を読む。文学作品の多くはシステムへの反抗をテーマにしている、と気付くようになった。それは最近のことだ。きっと思考の段階が少し進んだのだと信じたい。もっと先には何があるのだろうか。思考の先の先に何があるのか。読書は私の思考を一歩一歩進めてくれる。
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