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大河ドラマに対する素直な疑問/渋沢栄一は本当に資本主義の構造を理解していたのか?

歳とともに大河ドラマが好きになる。本当に毎週楽しみで観ていますし、疑いの目でも観ています。真実はひとつではないでしょうから。うーん、渋沢栄一についてどうしても理解できないことがあるから聞いて欲しい。

現在、私が観ている大河ドラマでは栄一青年は結婚もして、子供もできるような年齢だ。しかしまだ地元の深谷の集落で農業をやっている。近所の物知りの尾高惇忠のところに通い『論語』とかを習っている。まぁ、きっと一所懸命に読み書きそろばんに励んでいたのだろうし、他の青年と比べたら勉強もできたのだろう。
江戸末期、日本には大した学校なんてきっとなかった。ましてや栄一は深谷だ。江戸からも遠い。近代的な西洋の学問に触れたこともなかったはずだ。

【ここからが本題です。怪しすぎます?】
聞いて欲しいことは何かというと、そんな人間が銀行を作れるのか、ということだ。頑張れば出来るとか幻想は捨てて、リアルに考えてくれ。
現在、我々は銀行に慣れ親しんでおり、学問的にも経済学などをかじっており、情報だってインターネットで入手でき、複式簿記の原理だってわかっているつもりであるが、日本を統制する貨幣や銀行の仕組みなど完全に理解できるとは思えない。
栄一青年はヨーロッパに行ったときにそういった仕組みを知ったんだと言われるが本当にそうだろうか。銀行なんて外から見て、仕組みを理解できるとは思えない。ましてや外国で言葉だって完全に理解できるわけではないだろう。それが可能なら、栄一青年はどんだけ勘がいいんだ。

【栄一に指示した裏のフィクサーは誰だ?】
でも事実として渋沢栄一は信じられないくらい多くの会社を作ったらしい。その数500以上と言われていますが、詳しくは検索して確かめてください。
もし本当にそんな偉業を為しうるには、誰かが渋沢栄一に指示を出していたとしか考えられない。それはヨーロッパに行ったときに栄一青年は知識はもちろん、誰か重要人物と知り合ったのではないか、と思う。その重要人物は栄一に指示し続け、様々な偉業を栄一が為す手伝いをしてきたのではないか。そうでなければ理解が出来ない。これは私の完全な妄想です。

【裏のフィクサーは日本人が1番奪われたくないモノを奪った
しかし、私が怖いのは、もし誰かが栄一を通して日本を発展させたのだとしたら、その誰かは見返りに何を手にしたのだろう、ということ。
我々は鎖国を捨て、グローバリズムに突入し、多くの富を得た。得たものは非常に多いと思う。しかし、見返りに何を渡したのだろう。タダで手に入れられるとは思わない。
頑張って勉強したら銀行だって作れる、と言う人もいるが、もっとマトモに考えてほしい。決してそんなことはない。銀行は作れないし、500もの会社も作れない。500も会社が必要なこともわからない。でも栄一はそれらすべてを可能にする何か、誰かを手に入れたんだ。手に入れたのではなく、その誰かが栄一という駒を手に入れたのかもしれない。

【私は本当のことを知りたいだけです】
そんなことを考えると少し怖くなる。そういった視点で大河ドラマを見ています。グローバリズムや西洋文明が悪いとは思っていませんし、科学的な思考は大切です。資本主義も万能ではない。どのように出来て、どこへ向かうのか、ちゃんと知りたいだけ。ヨーロッパの資本家、グローバリストが栄一を通して日本を支配する過程が描かれるか、そこまで踏み込んで描かれるかどうか、楽しみにしながら毎週見ています。

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