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革命のはじめ方【レッスン20】義について『武士道』新渡戸稲造著

武士道とは、封建とか主従とか身分とかそういったシステムの表面的形状・外観を見がちですが、この『武士道』という本に書かれていることはそうではない。システムの中にあって『人はどうあるべきか』を突き付けている。
義・勇・仁・礼・誠・名誉・忠義・克己という概念を独断と偏見で現代超解釈していきたいと思います。
では今日は『義』について。

『義』とは、世に立つ人の路。卑劣なる行動、曲がりたる振舞を忌む。
義がなければ、才能があっても、学があっても世に立つべきでない。しかし義があれば、才能がなかろうが、学がなかろうが人として立派に生きていける。義は心の問題ではない。歩むべき道である。
『義』の兄弟として、『義務』や『義理』があるが、現代ではともにネガティブな側面がある。『武士道』でも『臆病に堕落した』概念であると述べている。義理も義務も言葉の濫用によって、詭弁や偽善に堕ちてしまう。
義あれば、義務も義理も美しく。義なければ義務も義理も汚らわしくなる。

ここまで話せばお分かりだろうか。『武士道』で述べている義とはシステム的な問題ではなく、個人のあるべき指針なのである。
皆さん、最近『義』を感じることはあるだろうか。政府の動きを見て、義を感じることがあるだろうか。彼らは言葉を濫用し、詭弁によって『義務』や『義理』を汚していないだろうか。彼らの手にかかると、日本のあらゆる価値が堕落してしまう。
政府の悪口を言ったが、会社も同様、あらゆる組織で問い直してほしい。また、これは組織やシステムのことではなく、個人の事なので、皆が自分の胸に常に問いかけることが『義』なのである。『義』とは個別を明文化できるものではなく、常に自分に問いかけ、問答を繰り返してほしい。

◇◇東京ハバナの理屈の想定外のコーナー◇◇
現代の我々の社会はまさにジョージ・オーウェル『1984』だ。
だからこそ『武士道』について、現代と照らし合わせて解釈していこうと思います。ただし私の現代超解釈です。是非とも皆様も『武士道』を読んで思うところを発信しましょう。きっとこの社会システムでは見えなくなってしまったものに気が付くはずです。
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