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【革命のはじめ方】世界を支配するシステムから脱出せよ。

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世界を支配するシステムがあなたには見えていますか。支配システムは我々を肉体的にも精神的にも縛り付けている。思考も操られ、行動も操られ、もはや我々に自由意志は存在するのだろうか。多…
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2021年1月の記事一覧

革命のはじめ方【レッスン13】『合理主義と正義の論争』

それが巨視的には破滅に向かおうと誰も『自分のような存在は消えるべきだ』なんて言いやしない。これは人間の話ではなく、概念の話です。 『権威という概念』が存在する意義は、その権威の存続のみ。まるで生物と似ている。(今流行りのウィルスも同じだ。) 生物は生存本能があり、いかなるときでも種として生き残ろうとするそうだ、察しの通り、どんな概念にだってちゃんと生存本能があるんだ。 概念どうしは闘い合う。協調はできない。 合理主義と正義の論争が勃発。 合理主義は常に正しい。だが、それはな

革命のはじめ方【レッスン12】『ひとは迷う。それは迷うべからざる事実』

常識だって? _それじゃ全く駄目だ。 __常識や価値観じゃ測れないところで真理は決す。 ___実のところ成功や勝利、成長の先に真理はない。 ____苦しみと失望こそが人を進めていったのだ。 _____だから1番の敗北者こそが一番乗りを果たすんだ。 ______勝利も成功も真理への到達とは全く無縁な価値観だ。 _______それらは便利とか簡単といった程度の価値しかない。 ________さぁ、失望、敗北、苦しみを有難う。 ◇◇東京ハバナの理屈の想定外のコーナー◇◇ 東京ハバ

革命のはじめ方【レッスン11】『アート(芸術)は自由の産物ではない。全てはシステムの産物である』

昨年のことになるがロートレック展に行った。写実主義から印象派が生まれる19世紀に今見てもおしゃれなポスターを作っているのは驚異的なことだ。だが私はここでアートというものを疑いたい。そもそもアートを鑑賞するのは素晴らしいことだし、どのような鑑賞の仕方をするのも自由だと思う。歴史的な観点から分析してもいいし、自分の感じるままに観ても結構だ。しかし、私は或る事実に気付いたのでそれを発表したい。こんなことは当たり前に知っている方もいるかもしれないが。 その展覧会ではロートレックだけで

革命のはじめ方【レッスン10】『車輪の下』ヘルマン・ヘッセ著

いくら羽ばたこうが反抗しようが _俺たちは虫けら。 巨大な車輪の下敷きになって _自分が生物であったことすら否定されるぐらい __物質的にペチャンコにされ ___残骸すら誰も気づかぬうちに消えていく。 システムは俺たちを否定するために __環境を味方につけ ____時間すら味方につけ ______跡形もなく俺たちを消し去っていく。 __あの本、お前も読んだろ。 _この現実はヘルマン・ヘッセが『車輪の下』を書いたときから __なにも変わっちゃいない。 ___いや、もっとタチが

革命のはじめ方【レッスン9】『なぜ、人がいないと家は朽ち果てるのか?』

これは先述の『エリートほど改革中毒者』の記事で、私たちの周りを包んでいるシステムについて書いた。では、そもそも何故システムが発生するのだろうか。いやいや、それは我々人間が作っているんです、と言うかもしれないが、本当にそうなのだろうか。そんなことについて考えていきたい。 思考体において『事象のシステム化』は運命づけられているのではないだろうか。この意味がわかるでしょうか。もっと別の言い方をすると、思考という存在がシステムを生む。私の言葉の伝達力ではこれ以上うまく伝えられないの

革命のはじめ方【レッスン8】『エリートほど改革中毒者』

昨今の流行りは、改革、革新、変革、改良、改善、言い方は何でもいいが兎に角、皆が『改革』にとり憑かれている。努力して階段を昇っていくことを妄信し、その思考から一歩も別の道を探さない。つまり道を探すことはせず、ひたすら予め用意された道を進むことしかしない。思考停止と言わないまでも思考選択や自由思考はそこには無い。 改革という行為は良いイメージなので、なおさらタチが悪い。「良いことを進めて何が悪いんだ。文句あんのか」ってことになる。改革に対して、それ以上先には思考停止してしまう。『