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イラストまとめ【思考を絵にしてみよう】

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記事の中からイラストをまとめました。一覧でお楽しみください。
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#破滅の社会システム

革命のはじめ方【レッスン11】『アート(芸術)は自由の産物ではない。全てはシステムの産物である』

昨年のことになるがロートレック展に行った。写実主義から印象派が生まれる19世紀に今見てもおしゃれなポスターを作っているのは驚異的なことだ。だが私はここでアートというものを疑いたい。そもそもアートを鑑賞するのは素晴らしいことだし、どのような鑑賞の仕方をするのも自由だと思う。歴史的な観点から分析してもいいし、自分の感じるままに観ても結構だ。しかし、私は或る事実に気付いたのでそれを発表したい。こんなことは当たり前に知っている方もいるかもしれないが。 その展覧会ではロートレックだけで

革命のはじめ方【レッスン9】『なぜ、人がいないと家は朽ち果てるのか?』

これは先述の『エリートほど改革中毒者』の記事で、私たちの周りを包んでいるシステムについて書いた。では、そもそも何故システムが発生するのだろうか。いやいや、それは我々人間が作っているんです、と言うかもしれないが、本当にそうなのだろうか。そんなことについて考えていきたい。 思考体において『事象のシステム化』は運命づけられているのではないだろうか。この意味がわかるでしょうか。もっと別の言い方をすると、思考という存在がシステムを生む。私の言葉の伝達力ではこれ以上うまく伝えられないの

労働と鍛錬5『劇薬』

労働と鍛錬の最終章です。 先に労働と鍛錬のことを書いたが、もうひとつ『劇薬』を紹介します。これこそビジネスの暴走です。正義の暴走状態と似ています。 ひとによって労働にも、鍛錬にも、そしてさらに劇薬にもなり得る。それがビジネスだ。 私はビジネスが劇薬と化した者たちをずっと見てきた。もはやビジネスってもんが麻薬みたくなっているんだ。社長としてずっと居座っている老いぼれとかいるだろ。ありゃ、まさに典型だ。 劇薬と化したビジネスはそいつに麻薬のような活力を与えるが、副作用として周り

労働と鍛錬1『現代〈労働〉理論』

我々は、幼い頃から労働を神聖化する社会システムの中で生きている。学校でも社会活動でも『労働は善である』『労働こそ美徳である』と教育される。この教えは我々を洗脳し妄信させ、誰もそのこと自体に懐疑心をもたなくなった。この話題を持ち出そうとすれば、途端に思考は寸断され、そこから先へは一切進めない。労働について疑問を呈する者は即座に『社会の落伍者』であり、『道徳心のない人間』と認定される。 だが私は〈労働〉のことを考えた。疑問を感じてしまった。理由はひとつだ。〈労働〉から解放されるた

革命のはじめ方【レッスン7】『作品には真理が宿ることがある』

キミは正しい。気づいたキミは求め続けるはずだ、真理を記述した作品を。その領域に達した者が必ず探すものがある。今は探しやすくなった。指先で探せるんだ。 思考に思考を重ねた作品は到達点に達する。それらは我々の目の前に現れる。ときに作品はシンクロ現象を起こす。作品は現実とシンクロし、時代を越えて予言し、距離を越えて届く。我々はそれを目の当たりにする。 そういう作品は、次元や時間、距離の真の意味を審らかにする。主なシンクロ現象は次のようなものだ。 ・作品中の出来事と現実が一致。これ