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【NYY #19】Derek Jeterが満場一致で殿堂入りするはずだった

この記事の内容は推測も含まれており、確定事項ばかりではないのでそれを念頭にお読みください。というか真実だと信じたくないです。

短めに。

2020年にMLBの殿堂入りを果たした、ヤンキースのレジェンドDerek Jeter
20年間ヤンキースのショートを守り、世界一5回、通算3,465安打等々語りきれない程多くの功績を残した男。
近年は守備指標等で指摘を受けたりしますが、殿堂入りに値するかしないかの議論では、常識のある野球関係者・ファンであれば間違えなく「殿堂入りに値する」と答える存在です。

その投票では397票のうち396票がJeterを認めたものの、1票のみ彼を外していました。1票で満場一致を逃しました。
当然その1票を投じた者には「投票権剥奪しろ」「投票に責任を持たせる為に公表しろ」「MLBを馬鹿にしている」等々辛辣な意見が集まりましたが、結局誰の票だったかは判明されずに終わりました。

Jeter本人は相変わらずの紳士ぶりを見せ、殿堂入りスピーチで面白おかしくコメントして終わりにしました:
(1:48より。スピーチ自体は本当に素晴らしいので、見てない方は是非ご覧ください)

もう永久に当該投票者が判明されないのだろうな、と思っていた矢先にとある事件が起きます:

2022年1月1日に殿堂入り投票者Nick Canepa氏が以下の記事を投稿します:

申し訳ないが、記事自体は読む価値ないのでクリック頂かなくて結構です。
取り上げたいポイントは記事内の一文にあります:

Because, just as my 2020 Hall ballot for modern players went back empty, 2021’s had no names checked, either.

Nick Canepa, San Diego Union Tribune

なんと、2020年の殿堂入り投票でBlank Ballotを出した(白紙で提出=一人にも票を入れていない)とのこと。
つまり、Derek Jeterに票を入れていない、あれだけMLB界を掻き回した張本人がこのNick Canepa氏だった様です。

2年間も物議を醸した張本人が突然このタイミングでしれっとカミングアウトした訳ですが、当然MLB界隈が騒ぎ出します。
そこであるファンがCanepa氏に投票のロジックを直接問い合わせることにしました。
その返事がこちら:

なんとなんと、「Jeterは引退から5年経ってないので、まだ殿堂入り投票の対象じゃない。対象になった際は1年目で確実に殿堂入りするだろう」とのこと。
本人はJeterが殿堂入りに値するとの認識で、恐らく本人はJeterに投票をするつもりだったと捉えられます。
つまり、Jeterへの×票はミスだったことになり、投票者の総意としては満場一致で殿堂入りするはずだった様です。

こんな馬鹿げた話ありますか!?


信じたくないですが、本当であれば(大袈裟かもしれませんが)一人の凡ミスで歴史を汚したことになります。

殿堂入り投票者の選定基準をもう少しまともにしてください。

引用:CBS Sports(ヘッダー画像)

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