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新しいKyash Cardはお得なのか

Kyashが昨年11月に「新しいKyash Cardはじまる」と予告し、翌12月に詳細発表。2020年の初め頃に新しいKyash Card(以下、新Kyash)の発行を開始し、同時に現行のリアルカードはKyash Card Lite(以下、Lite)に名称が変更される。発行手数料が有料となり、Liteはポイント還元率が変わるため、どれくらい使えば新KyashLiteは発行手数料を払ってもお得になるのか、また新KyashLiteはどちらがお得なのか、試算してみた。

新しいKyash Cardとは

「進化した次世代のカード」とされる新Kyash

見た目の特徴としては、カード番号の記載箇所が表面から裏面に移動し、カードの色がネイビー、シルバー、ピンクの3色から選べる。

機能面では、ICチップ搭載により支払い時の本人確認がサインから4桁暗証番号(PIN)になり、Visaタッチ決済、海外利用にも対応。Google Pay(QUICPay)決済も引き続き利用できる。決済上限は1回あたり5万円から30万円に、月あたり12万円から100万円に増額。累計の利用上限は撤廃され、利用額に関わらず有効期限まで再発行することなく利用できる。年会費は無料だが、発行時に本人確認と発行手数料900円が必要。ポイント還元率は1%で据え置き。

Kyash Card Liteとは

現行のリアルカードは新Kyashの発行開始と同時にLiteに変わる。名称以外には、発行手数料が有料化(300円)され、ポイント還元率が2020/4/1から0.5%に減額される。

リアルカード保有者は、Liteへの名称変更に伴う発行手数料は必要ないが、有効期限または100万円の利用上限に達した際の再発行時にも発行手数料が必要となる。

いくら使えばお得なのか

カード発行から有効期限までを4年と仮定する。

月あたりの決済額が1,250円に満たない場合は、Liteでも4年間のポイント還元で発行手数料300円を賄えないため、現行のリアルカードが再発行となるタイミングでKyashを退会するのが良さそうだ。

月あたりの決済額が1,250~1,875円の場合は、新Kyashに切り替えるとポイント還元で発行手数料900円を賄えないため、ポイント還元率は0.5%に下がってしまうけど、現行のリアルカードのままLiteで継続した方がお得。

月あたりの決済額が1,875~2,500円の場合も、新Kyashに切り替えず、Lite継続がお得。新Kyashの1%還元から発行手数料900円を差し引いた額より、Liteの0.5%還元から発行手数料300円を差し引いた額の方が大きくなる。

月あたりの決済額が2,500円を超える場合は、新Kyashに切り替えるのがお得。新Kyashの1%還元から発行手数料900円を引いた額の方が、Liteの0.5%還元から発行手数料300円を差し引いた額より大きくなる。

なお、現行のリアルカードで有効期限より前に利用上限100万円に達するような使い方をしている場合は、月あたりの決済額が2,500円をはるかに超えていると思うので、新Kyashに切り替えた方が断然お得だろう。

まとめ

月あたりの決済額が
1,250円未満…現行のリアルカードが再発行となるタイミングで退会
1,250~2,500円…現行のリアルカードのままLiteで継続。
2,500円以上新Kyashに切り替え。

以上はカード発行から有効期限まで4年間と仮定して試算した結果なので、実際と多少のずれがあることはお許しを。Kyash退会Liteで継続新Kyashに切り替えの判断はあくまでもご自身の責任で。

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