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建築ラッシュに備えよ!!『建築コスト高騰問題』2024年後半以降にようやく鈍化か!?


『建築コスト』2024年後半以降にようやく鈍化
上昇を続けてきた建築プライス。24年以降はどのように推移するか。

23年は建築プライス上昇を背景として、建築需要が減退する傾向があった。24年もこのような状況が続く見込みだ。ただし、建設会社には手持ち工事量が積み上がっており、需要減よりも人手不足による供給制約のほうが懸念材料だ。

こうした状況下で24年4月以降、建設業に対して時間外労働時間の上限規制が課される。仮に生産性を高めることなく年間2300時間(週休
1日)だった労働時間を1920時間(週休2日)に制限すると、約17%も労働力を増強しないと同じ工期で工事を終わらせることができない。

資材高騰による建築プライスの上昇は峠を越した感があるが、「2024年問題」によって人手不足が加速することによる賃金の上昇、そして建築プライスへの転嫁という流れはしばらく止まりそうもない。

24年後半から25年にかけて民間企業が設備投資を手控えることにより、建築需要の減少がさらに進めば、建築プライス上昇の勢いはようやく少しずつ鈍化していくと考えられる。

NIKKEI ARCHITECTURE 2024-2-22 p18

上記の記事だけを参考にするのであれば、建築需要が減退していく流れから建築プライス上昇の勢いがようやく少しずつ鈍化していくため、建築ラッシュには結びつかないのでは?と読み取れるでしょうが、「それでも出店を止められない」いや「止めない」のが商業施設の、特に成長企業の店舗開発だ!

建築ラッシュに備えよ!!

成長企業でも昨今の建築コスト高騰から出店取りやめの物件があるのはよく耳にします。それでもそれを補えるほどの出店検討の数を行っており、出店の勢いが止まる様子はないように感じます。(弊社がお取引させていただいている企業様の出店ペースでの見解)

そこへきて、前述の建築コストが鈍化するとなれば出店ラッシュは目にみえる状況といえます。

実際には、ゼネコンの建築案件は本年分がすでに埋まっていると聞くため、2025年以降に成長企業による局所的な建築ラッシュが起こるものと予想します。

成長企業による局所的な建築ラッシュで起こる問題とは?

過去の建築ラッシュで起こった実際の問題から下記が挙げられます。

  1. 労働力の不足
    需要が急増すると、建築作業員や専門技術者の不足が深刻化します。これにより、プロジェクトの遅延や労働コストの増加が生じることがあります。特に熟練労働者の確保が難しくなり、質の高い施工が困難になる場合があります。

  2. 資材の供給不足
    建築資材(コンクリート、鋼材、木材など)の需要が急激に増加すると、供給が追いつかず、資材価格が上昇する可能性があります。これにより、建築コスト全体が増加し、予算オーバーとなるプロジェクトが増えることがあります。

  3. コストの上昇
    労働力と資材の供給不足は、建築コストの上昇を引き起こします。これにより、元請業者や施主が予定していた予算を超過することが多くなり、プロジェクトの採算性が悪化します。

  4. 品質管理の問題
    需要増加に伴い、プロジェクト数が増えると、品質管理が難しくなります。工期短縮のプレッシャーや、熟練労働者の不足により、施工品質が低下するリスクが高まります。また、急いで施工することで安全基準が守られないケースも増える可能性があります。

成長企業にとっては・・・?

成長企業による局所的な建築ラッシュで起こる問題にまた「建築コスト高騰」がありますが、

  • 建築業界全体では⇒建築需要の減退=建築コスト高騰の鈍化の流れ

  • 成長企業による案件では⇒局所的な建築需要の増加=建築コストの再高騰の流れ

が起こるものと考えられます。
これらを整理すると

  • 建築資材は⇒業界全体の需要に左右されるため、価格高騰の鈍化の流れ

  • 人件費や諸経費は⇒建築需要に左右されるため、現在コストのまま推移の流れ

と解釈できるかと思います。

つまり、成長企業にとっても、総体的に見ると建築資材の高騰は鈍化の流れと考えられます。

今からできる対策!!

その1:複数案件での同時入札の検討
建築コストが安定化されるのであれば、より数量の多い発注によるコストメリットがあります。

また、人工においても工期調整を行えば、サブコンの一括受注からコストメリットを出せると考えます。

その2:特命案件での使命
信頼できるゼネコンとコストの安定を目指して、建築資材の推移を確認しながら絶好な着工時期を見極める。

ローコスト建築工法の採用検討
安くて・早い工法=エコビルド工法なら「建築コスト増・工期延長」の影響を抑えられます!

1)建物を軽量化することで「コスト削減」

2)躯体工事のシステム化により「短工期」

エコビルド工法について

建物を構成する部材を軽量化することで一般工法と比べ多彩なメリットを実現した建築工法
《エコビルド》
軽くて強靭な構造体
東京オデッセイのエコビルド工法は、特殊なトラス部材と接合システムにより、「強さ」と「軽さ」を兼ね備えた構造躯体です。

基礎工法の合理化に加え基礎工事(コンクリ・型枠・配筋)が大幅にコストダウンできます。

具体的にどれくらいメリットあるの??

是非、お問い合わせくださいませ。
「対面」「リモート」など30分あれば詳細をご説明させていただきます。
皆様の店舗開発のお役に立てられれば幸いです。

お問い合わせはこちら

TEL : 03-6459-4022


ありがとうございます。これからもたくさんの記事を更新いたします。