見出し画像

曲を作るのが一番の練習、というお話。

こちら東京メタルシティ。お昼前の時間。
そちらは今何時ですか?どんな週末を過ごしてる?

ミルクの入ったコーヒーでも飲みながら、少しお話をしましょう。


音楽の練習にはそれぞれ色々な目的があると思います。
「好きな曲を弾けるようになりたい」「曲を作って演奏したい」「アドリブで弾けるようになりたい」とかがその代表的なものだったりするでしょうか。

楽器の演奏に関していえば、脳からの指令で身体を操作して楽器を弾くわけですが、多くの場合、「楽器を操作する」と思い込んでしまうことが多いんです。
操作をしているのは実は自分の身体だし、上手く弾けない時にいうことを聞いてないのは楽器ではなくて自分の身体と脳のリレーションなのですね。

そういう風に考えるともしかしたら少し楽になるかもしれません。
自分の身体と心と脳を知るのが、音楽だとも思います。

さて、より良い演奏を、よりリアルに音楽を捉えるための一番の練習ですが、
ボク個人の考えとしては曲を作る、が一番だと思っています。
でも、そう考えると「自分には作曲なんてとても」と思う方も多いかもしれません。

実はここでいう作曲は画家でいうところのデッサンに近い意味で言っています。

対象物を自分なりに消化、昇華するためには自分で画用紙にそれを起こしてみる、
ということです。

例えば1つのフレーズを覚えたら、そのフレーズに合うような伴奏やビートを考えてみる。例えば1つのコード進行を覚えたらそれに合うメロディを考えてみる。
例えば1つの言葉を知ったら、それで歌詞を書いてみる。
例えば1つのイメージが湧いたらどういう雰囲気の音楽が合うか考える。

なぞる、から一歩踏み出すこと。ですね。
そうすればゼロからだけどゼロじゃない、自分でゴールを作れるので練習の深度がグッと深くなります。その自分で作る段階で「これは使えるな」とか「なるほどそういうことなのかな」というような理解がくっついてくるので、頭の中であらかじめイメージしたものを弾く、という習慣がついてきます。

楽器を弾く上でありがちですが、個人的には良くないもの、と思っているのが
とりあえず手が動くままチャララーとダラダラ弾いてしまうこと、だと思ってます。楽しいんですけどね。それではいつまでも脳と手が繋がりません。

好きな曲を演奏するときも、アドリブをするときも、頭の中でしっかり鳴ってるものを弾く、という意識を持つだけで精度がグッとあがります。今に集中しながらも少し先のことを考えられるゆとりも持てますし。

ワンフレーズでも4小節でも、自分の知ってること、出来ることで作曲をしてみる。きっと大きく返ってくることだと思うので、ぜひ試してみてくださいね。

↑これはボクの今作ってる曲です。きちんと編曲してレコーディングまでしようと思っていますので、その時もまたぜひ聴いてくださいね。:-)

いい日曜をお過ごしください!

東京メタルシティより愛を込めて。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?