家族のためには働くな。

「家族のために一生懸命働く」という言葉に昔から疑問があった。
だって家族のためなら毎日休んで家にいてあげた方がいい。
まぁこれができないから働くわけで、家族が生活していくために仕事をするんだという意識は決して間違いではないことを前置きしておく。
僕は今働いていない。
ほぼ家にいる。
家族と常に一緒にいる。
(厳密に言うと今は違うが、少し前まではそう)
だから家族が幸せかと言ったらそれは別の話だけど、家族のために家にいれる時にずっといるのは、僕の中では家族サービスだと思ってる。
言っておきますが僕は仕事が好きだ。誰よりも好きだと思う。
職種としては飲食業だが、この仕事が大好きだし誇りを持ってる。
個人差はあるが人は1日に三度飯を食い、誰かと話したくなり、そして会いたくなる。
その場の提供にはカフェなども含む飲食店が使われることが多い。わざわざ会議室を借りてまで人に会う人はそうそういないと思う。
「会いたくなる」がなくなった時、人が人でなくなっていく…という言い方をするのは今の時代に合ってないのかも知れないが、僕は死ぬまで人と会っていたいと思っている古い考えの人間です。
だからこそそれに使われる飲食店に携われてることが幸せだし、やりがいを感じれているのだと思う。
話を戻します。
じゃあその「仕事」に関して、これは誰のためにすべきなのかを自分なりの考えをここに記す。
答えは先に書きますが「自分のため」です。
算数だか数学で誰でも勉強したことがあると思うが、A(答え)が出ている場合には無限のやり方があることに気付いていますか?
例えばA=5だとします。A=5を導き出す数式はいくつ出せますか?ということ。
1+4も2+5もそう、6-1もそう、5×1も。
A=5だから数個しか出てきませんが、A=「自分のため」なんてむちゃくちゃ抽象的な答えならこじつければ無限に数式が作れる。
こんな話してますが、理系の高校に無理やり入った僕は高校3年間ほぼ数学の成績は5段階で1ばかりの追試追試野郎です。
なのでこの数式の例には一切勉強ができるできないは関係ないことだけご理解ください。
そう、なので「仕事」に関して、自分のために働くと考えた時に「どのように働けてますか?」ということ。
まず第一にすべきなのは「好きなことを見つけること」そしてそれを「極めること」。極めるには努力は必要だし、並大抵のことじゃお金にならないかもしれない。ただその道のプロにさえなれればおそらく飯は食えるであろう。
体を動かすことが好きならUber eatsなんてものもあるし、寝ることしか好きじゃないと言うなら薬の実験台になったりしたらずっと寝ながら飯食えるんじゃない?これは半分冗談ですが、それをお金に結びつける発想と努力、これこそが重要。だって好きなことで飯食えるんだからそれくらいはしないと話にはなりません。「楽したい、働きたくない」ならどうやったらそれが実現できるのか、考えて突き詰めるべきです。現に僕がそれで生活をしているわけで、世の中には働かなくても飯食ってる人はいるのです。
タイムイズマネーって聞いたことがあると思います。
これは文字通り時間をお金に変えることです。
お金のプロみたいな経営者たちが口を揃えて、TIM→RIM→KIMの話をよくするとは思いますが、イズマネーは同じでtime(時間)→result(結果・成果)→knowledge(知識)と順になります。
安心してください。僕は高校3年間英語もほぼ成績1です。嘘じゃない、同級生に聞いて?
時は金なり、タイムイズマネーと一番耳にすることはここで言うなら基礎の基礎であり、飲食業で言うなら時給で稼ぐアルバイトさんと思ってもらえると分かりやすいと思います。時間がお金になってます。
次は結果がお金に変わる。これは事業主、経営者だと思ってもらえるとわかりやすい。結果によっては多くも少なくもなるし、成功すればするだけ稼げるというポジション。
次の知識は、結果を残した人のみが到達できると言っても過言ではない。まず結果を残すことができてないものの知識にはそもそも他人は価値を感じてくれない。例外もあるでしょうが、ここにおける知識は例えば僕がそこそこ飲食業を成功させているから飲食業の人やそれを志す人が耳を傾けてくれる。大工さんは僕に興味はないだろう。
とてもいい情報ならお金を払ってでも知りたかったり、お金を払ってでも相談したくなるもの。厳密に言うと不労ではないが、もちろん不労所得の分類になることもある。楽をしたいならここを目指すべき。コツはあるかも知れないが近道はほぼないし、いばらの道がほとんどなことも間違いない。
先ほども少し書いたが、僕は大卒後芸人をしながらフリーター[T]を4年?26歳で独立し[R]、30歳になる頃にはほぼほぼ[K]、33歳の今は完全に[K]でもう一度新たな挑戦にも取り掛かろうとしている。
ここまで来るのは大変だと言えば大変だったが何せ「好きなこと」をやり続けてる7〜8年な訳で苦痛に感じたことなど一つもない。何度も言うが好きなことだから。
最初に戻るが、自分のために働くことで自分を充実させて自分を幸せにする。それに家族を巻き込むことで家族が幸せになる。その連鎖が大切。
自分は好きなことできているんだから、それだけに最大限の感謝をし続けるべき。
だから僕はいつしか仕事以外の欲が全くなくなった。好きなことを突き詰めることで全てが良い方向へ準ずる。
好きなことが見つからない人は探し方のコツを見つけるところから。
何をしている時の自分が好きか、対象が何だっていい。その瞬間が必ず道を開いてくれるはずです。
最後に自分の今を書くならば、課題はこの[K]を死ぬまで継続させること。これを見つけるためにまたワンランク上に行こうと努力してる自分に今日も酔いしれてます。