不定期日記。2022-12-25

　例えば休日。起きたら昼過ぎで、そこから何もする気になれず、テレビを見たり映画を見たりで気づくと夜、時間を無駄に過ごしてしまったと後悔する日など、ある。
　けれどもよく考えてみれば、ではその時間何をしてたら正解だったのか。別に正解などないのではないか。昼過ぎまで寝ていたのは、身体が疲れていたからだ。そんな時に無理に早起きして、時間を埋めて、それは果たして良いことなのか。
　有効な時間の使い方を評価するには、指標が必要だ。わかりやすいのは金で換算する事だろう。直接的な例は、その数時間バイトしてれば時給換算で幾ら入っただろうか、とか。もちろんフルタイムの仕事をしているのなら、休日の時間をバイトする必要はない。それでも尚大人は、例えばその時間を自分のスキルアップに充てて、最終的に収入の増加に繋がれば、ということを考えたりする。そしてその機会を損失したことを悔やむ。
　お金の話以外ではどうか。精神と肉体の充実の話だ、ということにしてみよう。無駄に過ごした時間、何かスポーツをしていたら。体力をつける、筋肉をつける、BMXの技を上達させる、何でもいい。確かにそれは楽しいだろう。けれども、別にそう使わなかった日があったからといって、我々は得はしてないとして、損もしていないはずだ。
　私たちは、何を目指して生きているのだろう。そもそも何かを目指すために生まれたのか。別に健康でただ生きているだけのことを、恥いる必要など、これっぽっちもないだろう。
　最近また文章を書き始めたのは、平成生まれが三十歳を超えているのだから、昭和生まれの私はいよいよ年寄りの部類に入ったということで、そんな私の話も、それなりに希少価値があるものになってきたのではと感じてきたこと。そしてもしそれに耳を傾けてくれる人がたったひとりでもいたならば、それで十分じゃないかな、人生は。