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なぜか書店員研修を学んでみる

いつものように、とあるニッチなイベントに参加した。会場は吉祥寺にあるブックマンション。複数の小さな書店が集まっているお店だ。各書店のオーナーが、一定のスペースの棚で自らセレクトした本を販売している。時々ひと味違うイベントも開催されていることも知り、以前から気になっていた。



元大手書店員による丹精込めた研修

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今回参加したイベントは途中休憩をはさみ、2時間半かけて開催。書店員研修を未経験の人が学ぶイベントである。指導員は、元大手書店スタッフで、ブックマンションに入っているあかりbooksのオーナー。

言われてみれば、書店員のことは何もわかっていない。しかもわざわざ未経験の人向けに開催するってニッチで惹かれるではないか。Peatixで発見した時、すぐに申し込んだ。

今まで何回か同じ内容で開催されており、これからも開催予定だと言う。となるとネタバレが気になるので、ざっくり紹介しよう。

まず、実際に売場に立つ前にとして、朝礼などの行事、接客用語の確認、店内地図の覚え方などをレジュメをもとにレクチャー。
カバー、袋の入れ方など手作業関連も教えてくれた。
流通、雑誌と書籍のジャンル分け、注文の仕方など事務的なことも編集側が学ぶのと少し違うので新鮮。

うれしい実践、ブックカバー作り

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個人的に感動だったのが、ブックカバー作り。ちょっとオシャレなちらしで手持ちの文庫本カバーを作らせてもらった。いつもレジで見るだけの作業だが、自分でやるとやはり新鮮。

あと、付録の付け方なども実践してみた。どんなコツがいるかは、実際このイベントに参加してみて体験してほしい。

同じ本に携わる側だが、立場によってこんなにも世界が違うのかと驚くことばかり。特に接客対応は想像を絶する内容で、これこそ参加して直接聞くのが良いだろう。


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自分が編集したり、執筆したりした書籍や雑誌が、こんなにきめ細やかな気遣いにより、販売してもらっていたことを知ると感動する。参加者は出版とは関係ない人が多いようだが、編集関係者にもおすすめ。


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