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日本のものづくりを世界へ。商品開発のこだわりや経験を語る。ー スタッフ 高杉凌平 Theories by TOKYO CRAFTS

TOKYO CRAFTS商品開発部 高杉 凌平さん

もともと学生時代に飲み会をよく開いていて、その延長でバーベキューをすることが多かったんです。

自分が主催で開くことが多かったので、快適にバーベキューするために、必要な焚き火台や椅子、テーブルなどをひたすら買い集めていたら、もう家の中は自然とキャンプ道具ばかりになっていて。笑

キャンプギアはほとんど持っていたんですけど、当時は泊まりのキャンプはしたことがなかったです。まだ学生だったので、テントを買うお金もなかったんですよね。

ダイヤフォート設営風景

社会人になってお金に余裕が出てきたので、テントを買って初めて泊まりのキャンプへ。

自然に囲まれながら、友人や妻とお酒を飲んだり、暖を取るために焚き火を起こしたり、豪華な食事を作ってみたり……。

キャンプ場

そのときの非日常の体験が本当に心地よくて、そこから一気にキャンプにハマりました。

もともとゼネコンに勤めていましたが、いままでのキャンプの経験やギアをたくさん眺めているうちに、

「自分だったらこう作りたい」
「こういう物を作りたい」

という気持ちがどんどん湧いてくるようになって、未経験ながらもキャンプ業界の門をたたきました。

TOKYO CRAFTSに入社したきっかけは『焚き火台マクライト』に出会ったこと。

焚火台マクライト

使用していた焚き火台がかなり年季が入っていたのと、すごく重かったというのもあって、軽量かつ大きめの焚き火台があるかなと、以前から探していたんです。

火起こし

そんなとき、たまたまTOKYO CRAFTSのマクライトに出会いました。

ちょうど「キャンプ業界に転職したい」と考えていたタイミングだったので、これもなにかの縁かなと思い、当時求人の募集をしていたTOKYO CRAFTSに応募しました。

雪中キャンプ

その中で、TOKYO CRAFTSのメンバーの皆さんの想いに共感。”私もここで働きたい”と思ってTOKYO CRAFTSにジョインして今に至ります。

キャンプギア選びはとにかく妥協しないようにしています。もちろんキャンプの体験自体も十分素晴らしいものだと思います。

雪中キャンプ風景

ですが、自分の中ではギア選びの時間だったり、わくわくする時間がキャンプをさらに豊かにしてくれるんじゃないかなと感じていて。

道具を選ぶときは、値段で選んでいるわけでなく、

”こういう体験がしたい”

とか

”こういうものが欲しい”

という、『自分の中の価値基準』で選んでいて、必ず買って試すようにしています。

自分が欲しいと思った物や売れている物には、必ずなにかしらの要因があると思っているんですね。プロダクト自体の魅力だったり、それらを活かすマーケティング戦略だったり。

TOKYO CRAFTSヒートリフレクター

それらを分析してTOKYO CRAFTS商品づくりにも活かすようにしています。 もちろんギアを選ぶ中で、自分に合わなかったギアもあるのですが、

「なぜ合わなかったんだろう」

ってその要因をまとめてみたり、逆にそこからニーズを導き出したりしていますね。

キャンプ業界や製造販売業自体が自分の中で未経験だったので、とにかく毎日勉強することが多くて大変です。

温度計

単に物を作るだけでなく、マーケティングからカスタマーサポートまで一貫して担当させてもらっています。

幅広い業務に携わっていることもあって非常に学びが多く、なにより好きなことを仕事にできているので、充実感があります。

温度計

プロダクト開発をする上で、実現したいことはたくさんあるのですが、盛り込み過ぎてもコストが高くなってしまいますし、かえって使い勝手が悪くなることも。

あとは、工場の技術と実現したいデザインのギャップがあったり。じつは大変なことも多いですね。

TOKYO CRAFTS商品でキャンプ風景

プロダクトのコンセプトが最大限伝えられるように、何度も試作を繰り返し、メンバーと打ち合わせして、デザインを修正します。

打ち合わせの中でコストや見た目、機能性などのバランスを上手く取っていくようにしています。

とにかく所有欲を満たしてくれるような、機能美を追求したデザインというのが強みです。

なかでも僕がTOKYO CRAFTSにジョインするきっかけになったマクライトは、軽量でファミリーでもソロでも使えるサイズ。

焚火台マクライト

加えて機能性・燃焼効率が高く、コンパクトに折りたためるので、すごく強みのある製品だなと感じています。

TOKYO CRAFTSキャンプギア

直近で発表したテント、ダイヤフォートTCは、テントとタープをくっつけたような、ソロサイズにしてはかなり居住空間が広い快適なテントです。

雪中キャンプ風景

デザインにもこだわっていて、他のテントメーカーではあまり見ない形状になっているかなと思います。

雪中キャンプ風景

メンバーで一丸となってわくわくするギミックだったり、斬新なデザインだったり。現在そういったプロダクトをたくさん開発しています。

雪中キャンプ

プロダクトを通して、”言語化できない満足感”を感じてもらえたらとても嬉しいですね。

記事内に登場したキャンプギアはこちら
テント▶ダイヤフォートTCソロテント
焚き火台▶焚火台マクライト
リフレクター▶ヒートリフレクター
まな板▶ジカマナイタ
ランタンハンガー▶サンセットハンガー

▼動画はこちらからどうぞ

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