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『スター・トレック:ピカード』シーズン1-5「スターダスト・シティ・ラグ」/世文見聞録88

「世文見聞録」シーズン2。シーズン3の興奮冷めやらぬ川口世文と木暮林太郎が彼らの大好物の「ビッグストーリー」であるドラマ『スター・トレック:ピカード』をシーズン1から観直していきます。

○『スター・トレック:ピカード』シーズン1第5話(ネタバレ注意!)

監督ジョナサン・フレイクス

川口世文:前回と今回はジョナサン・フレイクス監督

木暮林太郎:“ライカ―副長”だね。特に今回は大塚明夫の渋い声で「話を整理しよう」といってもらえた感じ。

川口:前半の話を締めてくれる。スペースオペラというか、宇宙の『スパイ大作戦』みたいな雰囲気は好きだ。

木暮:『コブラ』とか『カウボーイ・ビバップ』風のね。

川口:表面的にはそうなんだけど、実は各キャラクターが「素顔をさらけ出す」回にもなっている。

木暮:特に女性三人のね。“取引”に向かう男たち三人は“変装”しているのに、女性たちはさせていない──その必要性を持たせていない──というのがうまいんだ。

川口:なるほど……さすが目のつけどころが劇団主宰!

木暮:まず冒頭でセブンの13年前が語られて、今回の“取引”にはセブン個人の復讐が絡んでいたとわかる。

川口:“イチェブ”というキャラクターがいたこともようやく思い出したよ。“ブルー”と同様、本当に過去に出てきたキャラクターを使っているところがすごい。

木暮:惜しみなく殺しちゃったけどね(笑)

川口:一方で、ラフィに息子がいたのはともかく──孫まで生まれるとはね。

木暮:そういわれれば確かにそういう年齢にも見える。

川口:で、問題はジュラティ博士だ──やっと見つけたマドックスを死なせてしまったのは意表を衝かれたな。

木暮:今時それぐらい意外性がないと。ただ、ラフィは帰ってきたものの、セブンは船を降りちゃうし、ジュラティ博士はある意味裏切り者だし、なかなか安心できるメンバーが揃わないんだよな。

川口:『新スター・トレック』の延長線上にある話としてそこが新鮮だともいえるし、“らしくない”ともいえる。

木暮:とはいえ、ようやくソージが“再生キューブ”にいることがわかったから、いよいよ話は後半戦だな。

「セブンドーム」って何か意味があるのか?


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