『スター・トレック:ピカード』シーズン3-3「17秒」/世文見聞録72
「世文見聞録」シーズン2。川口世文と木暮林太郎が急遽、彼らの大好物の「ビッグストーリー」であるドラマ『スター・トレック:ピカード』の最終シーズンについても語ります。
○『スター・トレック:ピカード』シーズン3第3話(ネタバレ注意!)
木暮林太郎:今度こそジャック・クラッシャーがピカードの息子であることは確定した──それは認めるだろ?
川口世文:星雲内の戦いといい、『スター・トレック2』オマージュが強すぎる気もするけど……潔く認めるよ。
木暮:であるからこそ、先に“息子”を持ったライカ―との対比が生きてくるんじゃないのか?
川口:確かにライカ―は“父親”として先輩であって、その点でもピカードは「副長」の立ち位置なんだよな。
木暮:我らがショー艦長が負傷して、まさかライカ―が指揮を執るとは思わなかったけど、その途端、“老害”がピカード一人になってしまう展開は悪くなかった。
川口:「あなたは我々を殺した」ってセリフはキツい。
木暮:ビバリーに「あなたは停まることがなかった」といわれたのもかなりキツかっただろう。
川口:ピカードという“偶像”をとことん破壊した上で再構築していく目論見かもしれない。『スター・トレック2』とか『3』でカークが乗り越えられなかったことに挑戦するんじゃないかな?
木暮:「息子を死なせない」こととかね。それより気になるのが、このままピカードの「副長」扱いがつづくと、それが「死亡フラグ」になってしまわないかってことだ。
川口:かつてのスポックみたいに? そういう可能性はなくもないけど、今のピカードにとって「死」の概念が普通の人間と違う可能性もあるから深追いはやめよう。
木暮:あとはウォーフとラフィのコンビか? 「量子トンネル技術」が前フリに過ぎないっていうのはすごい。いったいそれを上回る何があるっていうんだろう?
川口:「可変種」とか「ドミニオン戦争」といわれると映画シリーズだけ追いかけてきた身にはちょっとつらい。
木暮:こりゃ、彼らがピカードたちと合流するのは相当先の話になりそうだな。
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