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『相棒』シーズン21-16「女神」/世文見聞録66
「世文見聞録」シーズン2。今週も川口世文と木暮林太郎が、彼らの大好物の「ビッグストーリー」であるドラマ『相棒』シリーズについて語ります。
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○『相棒シーズン21』第16話(ネタバレ注意!)
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木暮林太郎:「ツカサ」とか「チアキ」という名前は確かに男性にも女性にも使えるな。
川口世文:先週につづいて意外な“ツイスト”だった。でも財宝を狙う犯人の正体、夫婦カウンセラーの正体、「女神」の意味と“連続技”になっているせいか個々のインパクトとしてはちょっと弱くなった。
木暮:とはいえ、よく詰め込んだなっていうぐらい、いろいろな要素が入っている。今シーズンの集大成的なエピソードかもしれない。今回も“イカ”が出てきたし。
川口:それにしても右京さん──最後は“こてまり”と結婚するのかな?
木暮:そういうフリなのか、あれは?
川口:ネクタイを外したハイネックのスタイルといい、「元日スペシャル」につづいて、右京の“定年後”のイメージを模索している気がした。
木暮:それは気が早いと思うけど(笑)。亀山夫婦のほうはいきなり「別れます!」って展開ではじまったけど、美和子に思惑があることはすぐにわかるから、さほど盛り上がらなかったな。
川口:「知らぬは薫ばかりなり」っていう面白さをもっと引っ張ってもよかった。“雨降って地固まった”というより、最初から地面は固まっていたからな。
木暮:40年前に10億円の宝飾品を奪った犯人が「義賊」っぽく語られるシーンももうちょっと膨らませられた。
川口:思うに、このエピソードも「元日スペシャル」に向けて書かれたプロットを圧縮したんじゃないかな?
木暮:前も同じようなことをいっていたぞ。
川口:都会を離れた舞台設定も、捜一トリオとは完全別行動になる展開も、実にそれっぽいんだけど。
木暮:そういわれるとそういう気もしてくる。2時間分のアイディアが盛り込まれていることは間違いない。
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