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『スター・トレック:ピカード』シーズン3-8「降伏」/世文見聞録79

「世文見聞録」シーズン2。川口世文と木暮林太郎が急遽、彼らの大好物の「ビッグストーリー」であるドラマ『スター・トレック:ピカード』の最終シーズンについても語ります。

○『スター・トレック:ピカード』シーズン3第8話(ネタバレ注意!)

木暮林太郎:いやはや、今度こそショー艦長が処刑されちゃうんじゃないかとヒヤヒヤしたなあ……。

川口世文:結局は“名も無き士官”が殺されたか。それも伝統みたいなものだから(笑)。それにしても絶体絶命という言葉が相応しい追いつめられ方だった。

木暮:データが沈黙を守っているから、状況の「外」にいるライカ―がうまいこと危機を救うのかと思ったら、意外な展開だった。素人の先読みなど許してくれない。

川口:またしてもウォーフがおいしいところをさらう。

木暮:ディアナが“誘拐”されたことで、結果的に合流する流れを作ったのもよくできている。

川口:今回のサブタイトルの「降伏」だけど、単にジャックがヴァーディクに投降するだけじゃなく、データがローアに対して降伏する意味も兼ねていたんだな。

木暮:しかも当然ながらどっちも大逆転する。ブリッジにある「脱出用ハッチ」なんて知っていたか?

川口:初めてみた気がする。当然ああいう使い方は想定していなかっただろうけど、案外設計した人が『エイリアン』とかを見て参考にしたのかもしれない。

木暮:だとするとヴァーディクも『ターミネーター2』のように、ゆっくりと復活してくるのかもしれないぞ。

川口:宇宙空間であれだけ飛び散ると、再び集まるのに相当に時間がかかりそうだけど(笑)

木暮:そんなこんなで「クライマックス・パート2」を乗り越えて、ついに全員集合か。どこまでが演技でどこまでが本当の“同窓会”かわからなくなるほどだった。

川口:みんな、よく元気でいてくれたよなあ。

木暮:残りの2話で「クライマックス・パート3」か。

川口:その前にジャックの「赤い扉」が開きそうだ。ここで“カウンセラー・トロイ”の見せ場まできちんと作ってくれるところがまた憎らしいじゃないか。

そしてついに「8話だョ!全員集合」
「記憶こそ私だ」──ターシャ・ヤーも決して忘れられてはいなかった。

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