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『相棒』シーズン21-9「丑三つのキョウコ」/世文見聞録59

「世文見聞録」シーズン2。今週も川口世文と木暮林太郎が、彼らの大好物の「ビッグストーリー」であるドラマ『相棒』シリーズについて語ります。

○『相棒シーズン21』第9話(ネタバレ注意!)

木暮林太郎:ツッコミどころ満載の話が来たな。どこから突っ込んでいいかわからないぐらいだ。

川口世文:いちばん気になったところから話そうか?

木暮:おれはとにかく丑三うしみつのキョウコ」が気になった。白いコートを来た髪の長い女性が夜中にヨタヨタ歩いていたからって、あんなにバズるかな? しかも今時「丑三つ」の意味がわからない人が多すぎる。キョウコは今日子かな?──それとも“凶子”?

川口:あれは“プロデュース”が良かったんだよ(笑)

木暮:せめて死体から心臓をえぐり出すぐらいのことはしてほしかった。

川口:特に二番目の事件はそうだな。詰めが甘かった。

木暮:いくら視聴者の年齢層が高いからって、ウチの親父は騙せても、おれはごまかされないぞ。

川口:観ているんだ、お父さんも。

木暮:そっちはどうなの? どこを突っ込みたい?

川口:やっぱりあのフリースクールの設定だな。

木暮:あれも悪質だったなぁ。

川口:というかちょっと露悪的過ぎた。それに何というか薫ちゃんの“義憤”が少なすぎた。サルウィンでああいう活動をしていた男が、すべてを失った女性に対して「特命係に遊びに来い」だけじゃ、ぬるすぎる気がする。

木暮:しかし、安易に責任は引き受けられないだろう?

川口:それはそうなんだけど……まあ、いずれ本当に遊びに来るエピソードが出てきたら許してやろう(笑)

木暮:いったい何様だよ……とはいえ、あの女性は案外行動的だったよな?あの“ダメ担任”に対して、どんな感情を抱いていたのか、せめて一言欲しかった。

川口:それか本当に「丑三つのキョウコ」だったかだ。あんなにカップラーメンばかりじゃ栄養が偏るからな。

木暮:栄養補給のために人の心臓を狙うのかよ!


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