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『スター・トレック:ピカード』シーズン3-4「勝ち目のないシナリオ」/世文見聞録74

「世文見聞録」シーズン2。川口世文と木暮林太郎が急遽、彼らの大好物の「ビッグストーリー」であるドラマ『スター・トレック:ピカード』の最終シーズンについても語ります。

○『スター・トレック:ピカード』シーズン3第4話(ネタバレ注意!)

川口世文:前半戦の一区切りという感じで、これまでのところ、すべての『スター・トレック』のエピソードでいちばん面白いんだけど、後半は大丈夫なのかな?

木暮林太郎:現時点でそう感じるだけで十分だろ?

川口:唯一、残念だったのは“重力井戸”からの脱出を映画館のスクリーンで観られなかったことぐらいだよ。

木暮:配信作品って、常にそういうジレンマがあるな。

川口:前回、完全に“老害”化したピカードが実に彼らしい方法で巻き返す。「ピカード戦法」を、敵に対してではなく、かつてない絶望的な状況に陥ったクルーたちに対して発動するのが素晴らしい。

木暮:ショー艦長も死ぬどころか“生かされて”たし。

川口:彼が“ウルフ359”の生き残りだと話したショックもかなりのものだったけど、それさえも逆転した。

木暮:ピカードの魅力はやっぱり“人たらし”か(笑)

川口:『ワイルド・スピード』のヴィン・ディーゼルと並んで、世界二大“人たらしハゲ頭”だよ、まったく。

木暮:こんなときでも冷静なセブンもよかった。可変種のポットを探すシーンは『スター・トレック6』の証拠品探しシーンをちょっと思い出した。

川口:なるほど、ニコラス・メイヤー・オマージュね。

木暮:ジャックがピカードを避けていた理由もわかったし、ピカード自身が艦長席に座るし、とりあえずこれで「死亡フラグ」はすべて回避されたんじゃないか?

川口:それは今後のお楽しみ。それより次回以降彼らはタイタンAを降りて、いずれは最新鋭のエンタープライズに乗る展開になるんじゃないかな?

木暮:それは大いに期待したいところだけど、その現在の艦長はいったい誰になるんだ?

川口:『ネメシス』の最後でデータの“データ”を引き継いだB4ビーフォーだったら完璧なんだけどなあ。


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