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『スター・トレック:ピカード』シーズン3-1「ネクスト・ジェネレーション」/世文見聞録68

「世文見聞録」シーズン2。川口世文と木暮林太郎が急遽、彼らの大好物の「ビッグストーリー」であるドラマ『スター・トレック:ピカード』の最終シーズンについても語ります。

○「世文見聞録シーズン2」テコ入れ

川口世文:『相棒シーズン21』がまだ終わっていないけど、『スター・トレック:ピカード』の「最終シーズン」の配信がはじまったので、いっしょに観ていきたい。

木暮林太郎:何かイヤな予感はしていたんだ。

川口:何といってもこれは、おれたちの大好物の“ビッグストーリー”の代表格の一つだから絶対見逃せない。

木暮:大好物だと思っているのはおまえだけだと思うけど……『スター・トレック』に関しては映画シリーズぐらいしか観ていないし、ドラマの『ピカード』は初めて観る。それで話についていけるか?

川口:第1話を観たかぎりでは、それぐらいでも大丈夫そうだ。おれもテレビシリーズはほとんど忘れているし、“トレッキー”でもない。だけど、おれの人生に大きな影響を与えたジャン=リュック・ピカードの、おそらくは最後の冒険をしっかり見届けたいんだ。

木暮:おい、何だよ……おまえ、泣いているの?

川口:とりあえず今の段階で一回泣いておこうと思ってさ……今シーズンもたぶん10話はあるから、そのうち雲行きが怪しい展開になってこないともかぎらないし。

木暮:少なくとも第1話には“泣けた”ってことだな?

川口:みんないっているよ──どうしてシーズン1からこれをやらなかったんだって。

木暮:みんなって誰だよ(笑)

川口:シーズン3にして、仕切り直しというか本領発揮というか、ここから観ても十分楽しめそうなんだ。

木暮:わかったわかった。まあ、10話ならいいかな。

川口:よし、決まった──。

木暮:何だよ、ウソ泣きだったのか?

川口:そんなことない。いずれ絶対おまえも泣くから。では、いざ、発進エンゲージ──!

木暮:え、なになに、婚約エンゲージって?

○『スター・トレック:ピカード』シーズン3第1話(ネタバレ注意!)

川口世文:『相棒』に亀山薫が帰ってきたように、ビバリー・クラッシャーもやっぱりピカードの“相棒”だったんだなと痛感したね。

木暮林太郎:“相棒”はライカ―のほうじゃないのか?

川口:それもある──そっちも“相棒”。

木暮:“相棒”だらけじゃないか(笑)

川口:そこがピカードのすごいところじゃないか。ところで主要なキャラクターを知っているとなると、初見でわからないのはラフィとセブンとショー艦長ぐらいか?

木暮:セブンなのか、アニカ・ハンセンなのかよくわからないけど、彼女は知っていた。元ボーグだろ? ラフィはそのうちわかるかと思って、いったんスルーした。

川口:ショー艦長はおれもはじめて観た。

木暮:もっともおれが感情移入できるキャラだ。彼の気持ちは非常によくわかる。確かに少々態度は悪いけど、“死亡フラグ”が立っていないといいな。

川口:それは意外(笑)。あといちばんの“問題児”はビバリーの息子だな。

木暮:あの男は以前出ていた息子とは違うよな?

川口:そうそう、ウェスリー・クラッシャーではない。

木暮:なるほど、ピカードとのあいだにできた息子か?

川口:“カーク船長”だったらありうる話だけど、ピカードの場合はどうかなぁ? ひょっとして彼はビバリーの死んだ夫のジャックじゃないかと思ったんだけど。

木暮:死んだ夫?

川口:そう、そのクローンとか、あるいは今回出てきた「量子トンネル技術」を応用して、過去から来たとか。でも、それだとピカードがすぐに気づくはずなんだよ。

木暮:じゃあ、やっぱり御落胤ごらくいん

川口:ラリスとの三角関係なんて描いてほしくないな。

木暮:おいおい、ピカードっていったい何歳なんだ?


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