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『相棒』シーズン21-7「砂の記憶」/世文見聞録57
「世文見聞録」シーズン2。今週も川口世文と木暮林太郎が、彼らの大好物の「ビッグストーリー」であるドラマ『相棒』シリーズについて語ります。
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○『相棒シーズン21』第7話(ネタバレ注意!)
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木暮林太郎:20年前“連続通り魔事件”が起きたとき、すでに右京と薫のコンビは存在していたんだよな?
川口世文:そういう計算になるね。彼らがその時点で解決してくれていたら、このエピソードはなかった(笑)
木暮:伊丹が捜査本部にいたっていうから、意地でも特命係に関わらせたくなかったんだろうな。で、そのツケがきっと来週の話で回ってくるんだ。
川口:そういう展開だったら面白い。今回は健康管理部とか広聴係とか警視庁の意外な部署が描かれているね。
木暮:あの“保健師”は再登場してくるんじゃないか?
川口:次のシーズンが“あれば”の話だけど。それにしても、犯人と偶然再会したからといって、20年前に一度だけ観た顔を思い出せるものかな?
木暮:作劇上はありなんじゃないか? 記憶はしていても証明できないというのが話のポイントなんだから。
川口:とてもおれには真似できない記憶力だ。
木暮:中学生のときのトラウマのような事件だからな。そういうことがあってもおかしくはない──と思わせてくれる程度には描かれている。
川口:肝心の“証明”の方法についてはどうだった?
木暮:あれは完全に『科捜研の女』のスタイルだ(笑)
川口:サブタイトルを回収しているし、伏線も張られているんだけど、あんなに堂々と“戦利品”を持ってくるものかな?──警視庁内の自分の机の上に。
木暮:20年も前の話だし、あと少しで公訴時効だし。
川口:犯人のそういう大胆な性格が、もうちょっと描かれていればもっと納得できたんだけどね。
木暮:あるいはあの保健師が何らかの“暗示”をかけて持ってこさせたってことにしていたら面白かったかも。
川口:そういう“裏技”を持った保健師だったら、セミレギュラー確定だったなぁ。
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