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『相棒』シーズン22-2「無敵の人〜特命係VS公安…巨悪への反撃」/世文見聞録109

下手な予想も数撃ちゃ当たる──川口世文と木暮林太郎が、彼らの大好物の「ビッグストーリー」であるドラマ『相棒』シリーズについて語ります。

○『相棒シーズン22』第2話(ネタバレ注意!)

<あらすじ>
阿佐子 (栗山千明)が捜している失踪中の婚約者は偽名を使っていて、実は鶴見征一(市川知宏)という公安部の捜査員だったことが判明する。鶴見は3年前、自ら志願して『微笑みの楽園』という宗教団体に潜入。しかし、その後、『微笑みの楽園』側に取り込まれ、懲戒免職になったという。公安部長は、保身のため、それを隠蔽していた。美彌子(仲間由紀恵)が銃撃されたのは、その一件を掘り返そうとしたためと思われた。公安と『微笑みの楽園』をめぐる一連の出来事に、ただならぬ闇があると感じた右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は、カギを握る鶴見の捜索を続行。すると、潜入捜査員として様々な肩書きを使い分けていたと思われる鶴見に、驚くべき秘密があることが見えてくる。

公式サイトより

木暮林太郎:今回のサブタイトルの「無敵の人」って、行方不明になった公安の“潜入捜査官”のことかと思ったら、実は「特命係」の2人を意味していたんだな?

川口世文:社美彌子はそういったけど、本当は違うんじゃないかな? それだったら普通「無敵の二人」だろ?

木暮:それじゃ、すぐわかっちゃうじゃないか。まさか栗山千明だったっていうんじゃないよな?

川口:あんなに“凶暴”な栗山千明は『キル・ビル』の“ゴーゴー夕張”以来だったからな(笑)

木暮:予告で衝撃の「ラスト15分」を謳っていたけど、あの姿こそまさしく“衝撃”だった。キャスティングの妙でもあったわけだ。

川口:婚約者とのツーショット写真の“加工”が、彼女の記憶から再現した、ある種の“モンタージュ”だったとしたら、ちょっとアンフェアだったけど。

木暮:爆破事件そのものが公安の“でっち上げテロ”だったわけだから、無念さはよくわかるんだけど、脚本として“出来すぎ感”が強いことは確かだ。

川口:とにかく彼女は「凶暴な人」だが「無敵の人」じゃない。思うにあれは社美彌子自身のことじゃないか?

木暮:え、そういうミスディレクション? 車椅子姿にはなったけど、予想外に元気そうだったから?

川口:甲斐かいさんをその気にさせて、公安部長罷免ひめんさせ、副総監の弱みを握った。これから「無敵の人」になっていくのは間違いなく彼女だ。

木暮:なるほど、小林幸子級の“ラスボス感”はある。

川口:次に登場してきたときに、まだ車椅子に乗っていたらラスボス確定なんだと思う。あの“一発”がついに彼女の怒りを爆発させてしまったんだ。

木暮:それを踏まえて、おれは逆に「特命係」が最終的に「無敵の人」になる可能性に一票投じておこうかな。

右京さんの一喝
内臓よりも脊椎を損傷したのか?


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