『相棒』シーズン22-2「無敵の人〜特命係VS公安…巨悪への反撃」/世文見聞録109
下手な予想も数撃ちゃ当たる──川口世文と木暮林太郎が、彼らの大好物の「ビッグストーリー」であるドラマ『相棒』シリーズについて語ります。
○『相棒シーズン22』第2話(ネタバレ注意!)
木暮林太郎:今回のサブタイトルの「無敵の人」って、行方不明になった公安の“潜入捜査官”のことかと思ったら、実は「特命係」の2人を意味していたんだな?
川口世文:社美彌子はそういったけど、本当は違うんじゃないかな? それだったら普通「無敵の二人」だろ?
木暮:それじゃ、すぐわかっちゃうじゃないか。まさか栗山千明だったっていうんじゃないよな?
川口:あんなに“凶暴”な栗山千明は『キル・ビル』の“ゴーゴー夕張”以来だったからな(笑)
木暮:予告で衝撃の「ラスト15分」を謳っていたけど、あの姿こそまさしく“衝撃”だった。キャスティングの妙でもあったわけだ。
川口:婚約者とのツーショット写真の“加工”が、彼女の記憶から再現した、ある種の“モンタージュ”だったとしたら、ちょっとアンフェアだったけど。
木暮:爆破事件そのものが公安の“でっち上げテロ”だったわけだから、無念さはよくわかるんだけど、脚本として“出来すぎ感”が強いことは確かだ。
川口:とにかく彼女は「凶暴な人」だが「無敵の人」じゃない。思うにあれは社美彌子自身のことじゃないか?
木暮:え、そういうミスディレクション? 車椅子姿にはなったけど、予想外に元気そうだったから?
川口:甲斐さんをその気にさせて、公安部長を罷免させ、副総監の弱みを握った。これから「無敵の人」になっていくのは間違いなく彼女だ。
木暮:なるほど、小林幸子級の“ラスボス感”はある。
川口:次に登場してきたときに、まだ車椅子に乗っていたらラスボス確定なんだと思う。あの“一発”がついに彼女の怒りを爆発させてしまったんだ。
木暮:それを踏まえて、おれは逆に「特命係」が最終的に「無敵の人」になる可能性に一票投じておこうかな。
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