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『スター・トレック:ピカード』シーズン3-6「バウンティ」/世文見聞録77

「世文見聞録」シーズン2。川口世文と木暮林太郎が急遽、彼らの大好物の「ビッグストーリー」であるドラマ『スター・トレック:ピカード』の最終シーズンについても語ります。

○『スター・トレック:ピカード』シーズン3第6話(ネタバレ注意!)

川口世文:シーズン前半も、ピカードたちと、ウォーフとラフィの2つのプロットが交差していたけど、ピカードとライカーが別行動をとると、いよいよ『新スター・トレック』らしく感じられる。

木暮林太郎:『シン・スター・トレック』ってことね。一方はデイストローム基地に潜入し、一方は艦隊ミュージアムに向かう。ラフォージ“准将”がミュージアムにいることは事前に話が出てきていたけど、デイストロームを管理する“AI”にも何度も言及してあったもんな。

川口:“モリアーティ教授”を登場させておいて、実はデータだった。前回と同じく“前フリ”を効かせている。

木暮:あれは“データであってデータでない”けどね。

川口:そうそう。ついに限りなく人間っぽくなった。いよいよすべてが“完結”に近づいているんだ。その関連だけでなく、ピカードからジャックに遺伝した「イルモディック症候群」とか、盗まれたピカードの“遺体”とか、やはり過去の2シーズンは必要だったみたいだな。

木暮:そうか……これが終わったら一度観てみるか。

川口:ジョーディの娘のシドニーの作劇上の役割もはっきりしたし、どのメンバーの「変化」もきちんと描かれていて、それもまた『新スター・トレック』らしい。

木暮:“二代目”たちが遮蔽装置を盗む展開もよかった。

川口:しかも映画版『スター・トレック3・4』のあの“バウンティ”から盗んだんだよな──驚いたよ。

木暮:結果的にジョーディが一肌脱ぐのは予想できたけど、ショー艦長が彼に会って感激していたのは笑った。

川口:たまには“役得”がないとな(笑)。それにしてもデイストローム基地も艦隊ミュージアムも、行けるものなら行ってみたいよ。あんな風に次々とシリーズの歴史を振り返ってくれるとは思わなかった。

木暮:きっとそういう“VRソフト”が発売されるよ。

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