『相棒』シーズン21-3「逃亡者 亀山薫」/世文見聞録53
「世文見聞録」シーズン2。今週も川口世文と木暮林太郎が、彼らの大好物の「ビッグストーリー」であるドラマ『相棒』シリーズについて語ります。
○『相棒シーズン21』第3話(ネタバレ注意!)
川口世文:波岡一喜のキャスティングこそが最大のトリックだったな。
木暮林太郎:前回も似たようなことをいっていた。確かにコワモテな人だけど実はいい人だったってパターンで必ずキャスティングされる人だろ?
川口:「所轄署刑事」としてセミレギュラーにでもしたら話がもっと膨らみそうなのに残念だった。
木暮:そんなことより、3話目にしてかなり強いカードを切ってきたことを評価すべきじゃないのか?
川口:それはそうだね。ここ数シーズンは大体ここらで一回興味を失っていたから、それは避けられた。でも、『相棒』が本当に勢いがあった頃なら、ここでもう一回“前後編”を仕掛けていたかもしれない。
木暮:それは酷ってもんだろう。アクションも頑張っていたじゃないか。
川口:確かに元気だった(笑)。早速また暴走したわけだけど、その結果、“残酷な真実”をあぶり出す結果に終わったというのも今風の展開でよかった。それにしても亀山は“石頭”だよな? あの殴られ方は、普通だったら記憶喪失になっていてもおかしくない。
木暮:まあね。あんな風に殴って気絶させてしかも後遺症を残さないのは“プロ”だ。まあ、結局はビギナーズラックだったわけだけど。
川口:「運転免許試験場」に勤務していた時代が、実際シリーズ中にあったというのも『相棒』ならではだし。
木暮:そうなのか? あれはシリーズ開始前の設定じゃなかったのか? それは知らなかったな。
川口:ああいう過去の引用はどんどんやってほしいね。一方で今回出てきた警察官志望の“息子”のキャラも、5シーズンぐらい先で再登場してほしい。
木暮:シリーズがそこまでつづいていたらな(笑)。
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