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『スター・トレック:ピカード』シーズン1-4「無垢なる自己」/世文見聞録86

「世文見聞録」シーズン2。シーズン3の興奮冷めやらぬ川口世文と木暮林太郎が彼らの大好物の「ビッグストーリー」であるドラマ『スター・トレック:ピカード』をシーズン1から観直していきます。

○『スター・トレック:ピカード』シーズン1第4話(ネタバレ注意!)

川口世文:ピカードは『スター・トレック』シリーズの主要な敵勢力であるクリンゴンとボーグと人類(連邦)の橋渡し役となった稀有けうな存在だけど、さらにそこにロミュランを追加しようとして失敗したわけだ。

木暮林太郎:そんな風にいわれると、連邦はピカードのことをねたんで、ロミュラン救出に消極的だったのかとさえ思えてくるな。

川口:“積年の恨み”がいちばんの原因だろうけど、案外ピカードがあんなに張り切りさえしなければ、別の展開もありえたかもしれない。

木暮:それだとピカードの話にならないんだよな。

川口:結局、そういうことだね(笑)

木暮:今回登場してきたロミュラン人のエレノアはピカードの“疑似息子”といっていいんだろうな?

川口:いきなりシーズン1で“実の息子”を出すのは刺激が強すぎると思ったのかもしれない。いずれにしてもピカードの“子供嫌い”が解消されつつある。

木暮:ある程度年齢を重ねるとそういうことになるのかもしれないな。ピカードが幼いエレノアにプレゼントした『三銃士』はいったい何語で書かれていたんだろう?

川口:パトリック・スチュアートは当然、英語で朗読しているわけだけど、本来ならフランス語か?

木暮:英語で「ロミュランズ・オンリー」と書かれた看板が出ているのも気になった。

川口:それはきっと“未来の看板”だからだよ(笑)

木暮:おれたちが現地で見たら日本語で読めるのか?

川口:そんなことより、“フェンリス・レンジャー”という自警団が唐突に登場してきた。ロミュラン崩壊の余波で生まれた組織ということはわかるんだけど……。

木暮:それはもちろん“セブン・オブ・ナイン”の登場に安易に気づかせないためだったんだよ。

4人から「6人の侍」に
デザイン的に『スター・ウォーズ』っぽい「ラ・シレーナ号」


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