『相棒』シーズン21-8「コイノイタミ」/世文見聞録58
「世文見聞録」シーズン2。今週も川口世文と木暮林太郎が、彼らの大好物の「ビッグストーリー」であるドラマ『相棒』シリーズについて語ります。
○『相棒シーズン21』第8話(ネタバレ注意!)
川口世文:伊丹の名を“痛み”と解釈したのは慧眼だったな。目からウロコが落ちた。
木暮林太郎:そんなに感心することか? 確かにあの人はいつも奥歯が“痛い”って顔をしているけど(笑)
川口:結局、減給処分で済んだけど、今回ばかりはクビになって辞めちゃうんじゃないかと一瞬心配したんだ。演じている川原和久も、もう60歳だし。
木暮:今やそこが『相棒』シリーズ最大の“嘘”だな。誰も“定年”を迎えないという……。そんなことより、“変体仮名”で「川」が「つ」になるって知ってたか?
つ口:全然知らなかった。あのダイイングメッセージの「えつ」は美和子がいったとおり「えか」の書きかけで、「えがわ」って意味だと思っていた。
木暮:「えがわ」って誰?……ああ「衣川」のこと? あれが読めなかったのか? おれは金持ちの奥さんの名前が「はつ」っていうのが気になっていた。
つ口:その話はともかく、エピソードとしては伊丹よりも陣川警部補のパターンだったよな?
木暮:“第三の特命”の? それはやっぱり亀山が復帰して、伊丹の活躍を増やすことにしたからじゃないか?
つ口:それにしては、もうちょっと亀山とのからみがほしかった。どちらかというと、右京との関係性のほうが深まった気がする。
木暮:「この借りは返す」っていっているから、どこかで次の展開も期待できるんじゃないか?
つ口:もう一つ気になったのは「BENTOボックス」という弁当屋がどこにあったかだな?
木暮:伊丹の自宅の近くじゃないのか?
つ口:だけど、庁内で嬉しそうに弁当を食べていたぜ。
木暮:お昼の分を出がけに買っていったんだよ。
つ口:だとすると、やっぱり“本気”だったんだなぁ。
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