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『スター・トレック:ピカード』シーズン3-5「偽物」/世文見聞録76

「世文見聞録」シーズン2。川口世文と木暮林太郎が急遽、彼らの大好物の「ビッグストーリー」であるドラマ『スター・トレック:ピカード』の最終シーズンについても語ります。

○『スター・トレック:ピカード』シーズン3第5話(ネタバレ注意!)

川口世文:無事に“重力井戸”から脱出しましたバンザイじゃなくて、当然“その後”に生じる問題があるし、そこまで描いていいんだということを教えてくれたのが『新スター・トレック』だったと思い出した。

木暮林太郎:あれだけ劇的に脱出したのに何も問題は解決していない。むしろ今回のほうが“劇的”だったかもしれない。そして、ようやくウォーフと接点ができて話が後半戦に入ったことは間違いない。

川口:それにしても、その接点が生まれるまでのあいだにとんでもない展開をねじ込んできたな……まったく今シーズンの脚本にはとことん恐れ入る。

木暮:ウォーフの謎の“術”のこと?(笑)

川口:それもあるけど、やっぱりロー・ラレン“中佐”の登場だろう。

木暮:彼女のこと、全然知らないんだけど。

川口:おれもほとんど憶えていなかった。でも、彼女の登場が大きなインパクトをピカードに与えて、その退場がもっとインパクトを与えたことは見事にわかったろ?

木暮:それはわかった。ウォーフが“生きていた”という前フリがあったことも効果的だった気がする。とんでもない展開といえば、タイタンAから降りるどころか、それに乗って逃げる展開になるとはね……。

川口:艦隊にピカードとライカ―を引き渡せると安心して鼻歌を歌っていたショー艦長も絶好の前フリだった。

木暮:彼の“苦行”がまだつづくとはな。再度「死亡フラグ」が立ったんじゃないかと心配になってきた。

川口:「危機を生むのは、あなたがただ」というセリフは名言だ──実感がこもっている(笑)。

木暮:ピカードとライカ―のコンビで宇宙版の『相棒』をやってほしくなってきた。

川口:となると、さしずめショー艦長が“伊丹”だな。

吹替版では、ここがきちんと翻訳されなかった気がする


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