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『ジェイムズ・ボンド映画の基礎知識 増補改訂新版』note版

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Amazon Kindle電子書籍『ジェイムズ・ボンド映画の基礎知識 増補改訂新版』から、最新の「増補パート」を毎週1作、シリーズ全25作、順に公開していきます。
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2023年10月の記事一覧

ジェイムズ・ボンド映画アクション進化論24『007/スペクター』

Amazon Kindle電子書籍『ジェイムズ・ボンド映画の基礎知識 増補改訂新版』から、最新の「増補部分」を毎週1作、全25作分、公開していきます。 ☝ すべてを先に読みたい方は、こちらから。Kindle Unlimited対応です。 第24作『007/スペクター』『慰めの報酬』が『カジノ・ロワイヤル』を「補完」したように、『スペクター』もどこか『スカイフォール』の「補完」を意図したように感じる。 「スペクター」という伝家の宝刀をようやく抜くことができたわけだし、前作

ジェイムズ・ボンド映画アクション進化論23『007/スカイフォール』

Amazon Kindle電子書籍『ジェイムズ・ボンド映画の基礎知識 増補改訂新版』から、最新の「増補部分」を毎週1作、全25作分、公開していきます。 ☝ すべてを先に読みたい方は、こちらから。Kindle Unlimited対応です。 第23作『007/スカイフォール』 クレイグ=ボンドの3作目にしてシリーズ最大のヒット作である『スカイフォール』は(あくまでアクション視点から見て)本当に「ボンド映画」なのかという疑問が起きる。むしろ、それを超えた何かではないのか?  

ジェイムズ・ボンド映画アクション進化論22『007/慰めの報酬』

Amazon Kindle電子書籍『ジェイムズ・ボンド映画の基礎知識 増補改訂新版』から、最新の「増補部分」を毎週1作、全25作分、公開していきます。 ☝ すべてを先に読みたい方は、こちらから。Kindle Unlimited対応です。 第22作『007/慰めの報酬』『慰めの報酬』は、いかに前作を「補完」しているかに注目しないと正当な評価ができない。  プレタイトルのカーチェイスはカット数は多いが尺が非常に短い。本来ならタイトル後のシエナでのアクションと合体させてもよか