ブラオケ的名曲名盤紹介〜マニアックな世界へようこそ…〜 #6「打楽器大暴れ集」

皆さんは打楽器が活躍する曲と言ったら何を想像するのだろうか?今回は普段裏方に徹している打楽器が大暴れする曲を3つほど紹介しようと思う。

1.宝島

吹奏楽の定番、宝島。楽器やった事ない人でも一度は聞いたことがあるのではないだろうか。
演奏会ではアンコールで演奏されることが多いが、打楽器がこの曲の根幹を支えていると言っても過言ではないだろう。打楽器ソロで始まり、ドラム、ティンバレス、小物楽器などが普段の演奏からは想像できない暴れっぷりを見せてくれる。また、中盤にも打楽器ソロがありそこでは各団体の打楽器パートの様々な色を見ることが出来るだろう。(ちなみに楽譜は無いが筆者はボンゴ、コンガ、タンバリンなどを入れて演奏するのが好きだ。)

2.エルクンバンチェロ

「太鼓を叩いてお祭り騒ぎをする」という意味であるエルクンバンチェロ。意味からして既に打楽器が大暴れしそうな曲である。こちらもやはり吹奏楽では定番であるが、この曲は先程とは違いラテンパーカッションが大活躍する曲となっている。もちろん最初から最後まで打楽器パート全員でお祭り騒ぎをしているのだが、やはりど頭のボンゴとコンガの掛け合いこそこの曲の醍醐味である(と筆者は勝手に考えている)。
 ちなみにここで調子に乗って暴れすぎると手が痛くなりすぎて最後まで体力がもたないので演奏する人は要注意である。

3.エル・カミーノ・レアル

エル・カミーノ・レアルとは、スペイン語で「王の道」という意味である。
曲を聞いてみると管楽器の活躍に目が行きがちだが、実は打楽器もそれに負けないくらい大暴れしているのだ。
複雑な動きのスネア、要所要所で打ち込まれるバスドラ、唯一無二の動きのティンパニ、忙しなく切り替わっていく小物楽器、4本マレット鍵盤楽器などなど、ここまで動いているのもなかなか珍しいのではないだろうか。
また、この曲を作曲したアルフレッド・リードは他にも「アルメニアン・ダンス」や「春の猟犬」などの名曲を残しているので気になった方はぜひ一度聞いてみて欲しい。

そして、この曲は第20回定期演奏会でも演奏するのでその時にはこの記事を思い出しながら打楽器にも注目して頂きたい。

もちろん今回紹介したこの3曲以外にも打楽器が活躍する曲は沢山あるので、気になった人はぜひ調べたり色々な演奏会に足を運んで欲しい。

                    文:N

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