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なにかを変えるのに、始めるのに遅すぎるということはありません。WARRIORS2019SA後藤茉莉

Apr 13, 2019-by東京大学運動会アメリカンフットボール部


新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
このブログをご覧になっている方は、どんな方なのでしょうか。
少なからずアメフト部に興味を抱いてくださっているのだと思いますが、イベントには参加されたのでしょうか、それとも気になっているけどまだアクションするには至っていないのでしょうか。
アメフトには興味があるが、ずっと文化部だった自分がいきなり運動部に入るのは躊躇する…今日はそんな自分に向けて書きます。
私がアメリカンフットボールに興味を持ったのは高校生のころです。当時の私はTVで同じ試合を繰り返し観て、プレーや試合展開について疑問が溜まっていました。
アメフト部のサーオリに行って知り合った先輩に繰り返しラインをして得たものは、疑問の答えというよりも、アメフトは私が考えていたよりもずっと奥が深そうだということです。
そしてこの疑問を全部解消したいから、入部を決めました。
でも、心配なことがたくさんありました。
ずっと運動部に所属してきた人しかいないのではないか、テンションが高い人や明るい人ばかりで自分には合わないのではないか、頻繁な飲み会やアルコールハラスメントがあるのではないか。
実際に前述したような心配事は外れており、安心しました。
ただ失敗して悩むことはありました。
練習中、対戦校のプレーを再現するために、選手に図を見せて説明することがあります。その図見せで選手に聞かれたことに答えられない。自分の書いた図に不備がある。そのせいで練習を無駄にする。また分析でも、分析すべきことができていない。分析で傾向が出せない。発表がうまくできない。資料がうまく作れない。
コーチングにおいては、求められている選手への指摘ができない。自分に何が言えるのか、それは正しいのか、自分のコメントの何が役立つのか悩んでしまう。
でもやはり楽しいこともあります。
面白いプレー、見たことのないプレーを見たとき。プレーにおける1人のOL(オフェンシブライン)の動きの理由を考えるとき。その理由について他の人とも話して新たな考えを得られたとき。
2年生の頃、分析に携わって初めて迎えるリーグ戦。あるプレーで、QB(クォーターバック)の動きの差だと最初は気づくことができなかったものの、同じに見えるようなプレーにどこか差があると気づいたとき。
私は結局アメフトを観るのが好きなので、やはりアメフトについて新たな発見があるときが楽しいです。1人で観ていてもいいです。でも、高校生の頃ですらアメフトを知らない母相手に話していたので、実は他の人と話すのが好きなのかもしれません。それはここ以外では難しかったでしょう。
これを読んで新入生の私は入部するでしょうか。あのとき自分が知りたかったことを書いたつもりですが、ひねくれものなのであまりにドンピシャすぎて敬遠するかもしれません。
最後に、私は自分の好奇心のために部活をやっています。
ちょっと面白そうかも。ワクワクしたらそれだけで理由は十分です。
いつでも今が一番早いとき。
なにかを変えるのに、始めるのに遅すぎるということはありません。
皆さんをお待ちしています。

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