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優先席、どうしてる?タイでハッとした話

子連れバンコクで感じたこと
こどもにやさしい。こどもが大事にされてる。
人として優しいってことがシステムにも表れてる。


バンコクの電車の優先席、入り口に1番近い席です。

これね、日本にいたら気づかなかった!
足が悪いとか、座らないとあぶないとかしんどいとか、そういう人を端っこまで歩かせるなんて現実的じゃないよね。
タイの優先席は両方のドア近くに1か所ずつあって、どちらのドアが開いてもすぐ座れるようになってます。
これが自然な姿だよね。

日本の優先席って「作っておけばいいだろ」的に車両の端っこにあって、今まで疑問に思ってなかったけど、これみてタイ方式は本来の姿だなと思いました。

優先席が必要な人のための席が、優先的な場所に作られてる↓

そして、お年寄りだけじゃなくて子どもも優先

なのです。
子どもって小さいからつかまるところ少ないし、大人ほど予想する力がないから揺れに弱い。体力的にも大人に劣る。
だから私は日本でも大人より先に座らせてました。

日本だと「お年寄りにゆずる」が多い。
「小さい子連れた大人」「大人と子ども」にゆずるはあっても「子どもにゆずる」はあまり見たことないです。
私の子ども時代なんて、子どもは大人に席をゆずって立っているのが当たり前、だった。(何十年前)

タイでは子どもが立ってるとすぐ座らせてくれる。誰かがすぐ「ここすわんなさい!」って呼んでくれるんです。
優先席に座ってるおじいさんが譲ってくれることもあってなんだか申し訳ないような気持ちになるのですが、たいてい誰か他の人が譲ってなんとかなってる。

日本でもこうなるといいなと思います。

余談ですが日頃思っていること

健康なのに日本の優先席に座る人、なんなんでしょうね。
あそこはあけておいて、必要な人が躊躇なく座れるようにしておくほうがいいいのに、堂々と座って恥ずかしくないのかな?

実は昔つきあっていた人と別れたことあるんです。
優先席に座る人だった。
「そういう人がきたら譲るから」っていうんだけど、見た目でわからないこともあるし、そもそも埋まってたら「座れないな」と思ってそこまで来ないかもしれない。そういうことに考えが及ばない人で、ほかにもいろいろあって合わなかったです。

話し戻って、タイの優先席。これ誰だと思う?

一番左の人、誰だろう。
子ども達と話しました。
ぐるぐる巻きだからケガしてる人かなぁ
でも真ん中にケガしてる人いるしなぁ
ヒントは色。オレンジ色ですよね。

答え。お坊さんです。
タイではみんな熱心にお参りします。お坊さんが大事にされます。

脱線しますが、むかしミャンマーで電車に乗ったとき、我々外国人には案内というか見張りというか軍人がついてたんですよね。
で、当時は「外国人>軍人>お坊さん」ていう優先順位だったのか、軍人が電車の席に座っていたお坊さんたちをどかせて私たちの席を作ったんです。
お坊さんをどかせるなんてとんでもない、私たち元気だから座らなくていいですと言ったけど通用しなくて。
ここで私がお坊さんを無理やり座らせたら後で私たちの見てないところで大変なことになるのかも、と思い座りましたが悪いことしている気分でいたたまれなかったです。

違う環境に行く →普通に行動するだけで気づきがたくさん

日本と同じような電車だけど、気づきがたくさんありました。
子どもたちと街や生活のいろんなことを見て話したし、教科書で覚えるのと違う学びがあったと思います。そしてきっと忘れないでしょうね。
大人のわたしも学びがたくさんありました。

みなさんもいつもと違う環境に行ってみませんか?

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バンコクの記事はこちら

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