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雲の海の底

定点ライブカメラ「東京の空」のカメラは南西を向いています。そのため、日没の時間帯が「名場面」となることが多いです。

ここでご紹介しているのは2020年11月9日の夕暮れの様子です。

雲の多い夕暮れで、沈んでゆく太陽の光が厚い雲を通して東京の街に差し込んでいます。この光線の加減を「天使の梯子」というのだそうですが、時間をぐっと早めてみたところ珊瑚礁の浅い海に泡立つ波とそこに差し込む光のような光景が見えてきました。

「大気」という気体の層の底にコンクリートという石灰を固めた住処を作って暮らしている私たちは、まるで珊瑚礁に住んでいるようですね。

そういえば珊瑚(造礁サンゴ)は光合成する藻類を共生させて栄養分を得ているという話を聞いたことがあります。私たちも珊瑚を見習って、温暖化防止のために藻類と共生しなければ、と思います。


この映像について

● 時間を100倍くらいに早めています。● 雰囲気を出すためにゴボゴボと海の底にるような効果音を入れてみました。● そういえば私は泳ぎが苦手なんでした... ごぼごぼ...

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